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鍵は多様性
コロナ禍で、多くの企業が新規採用を絞っています。
そのため、当研究所が発掘したとても、とても優秀な留学生をご紹介しても、「今年は外国人の採用を見合わせることにしました」というご返事がとても多い状況です。
このご返事を伺うと、日本人の採用がメインで、外国人の採用はその穴埋めといった印象を持ってしまいます。
しかし、こんな時だからこそ、チャレンジする心意気が必要なはずです。
日本経済だけでなく、世界経済の根幹がダメージを受けているのですから、今までと同じような考え方、行動で乗り切れるとは思わない方が良いでしょう。誰も経験したことのない「次元」に今私たちはいるのです。
こんな時代には、過去問も、模範解答も存在しません。正解が何かは、後から分かることでしょう。
だからこそ、正解に至るまで、何度も何度も様々な施策をチャレンジすることが必要ではないでしょうか?
多様性に賭けるしかありません。
古臭い手法に頼っても仕方ありません。外国人留学生はその可能性を最も多く持っていると、当研究所は考えます。
だって、皆さんだって海外に行って感じたことありませんか?「日本だったら〇〇があるから便利なのに...」、「ここでラーメン屋さんやったら絶対に儲かるよね!」「もっと丁寧に作ったら美味しくなるのに...」。
そうです、現地の人では「当たり前」の世界なのです。不便も、問題も、気が付かない。でも、外国人からすると《改善点満載》なのです。
私たち日本人の良さも、課題も、外からの視点で見ることで、新たな発見が生まれます。
アフターコロナの世界を想像することはできませんが、何もしなければビフォーコロナの遺物になることに気が付きましょう。
鍵は、多様性です。
島崎ふみひこ
異文化コミュニケーション研究所(R)
https://www.globalforce.link/
日本企業のダイバーシティ教育、高度外国人財の採用・活用