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大企業とスタートアップが出会い、語らう場「αTRACKERS」定例会開催レポート
先日、グローバル・ブレイン(GB)が運営する、オープンイノベーション推進に積極的な大企業のコミュニティ「αTRACKERS(アルファ・トラッカーズ)」の定例会が開催されました。
この定例会は、大企業と投資先スタートアップとのオープンイノベーションを促進する目的で行っており、今回で11回目となります。
当日はGBメンバーによるスタートアップ投資動向に関するプレゼンテーションに加え、LP企業とスタートアップによるネットワーキングパーティーを開催しました。本記事ではその際の様子をダイジェストでレポートします。
スタートアップ市場やClimate Techの動向を解説
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まずはじめに、GB代表の百合本より「GBの最新状況と投資環境」と題し、グローバルにおけるスタートアップ投資環境およびGBの最新状況についてお話ししました。
百合本は海外と日本のスタートアップ投資の状況について、データをもとに解説。インフレなどの影響によって落ち込みが見られる海外市場に比べ、日本は比較的堅調に推移しているとした上で、その中でも気を付けておきたい投資のポイントに言及しました。
また、国内外のCVC概況については、日本ではスタートアップへの資金供給の7割がCVCからであるという特徴に触れつつ、なかでも投資が集まっている領域とその解説などを行いました。
最後にGBの現在の組織体制についても説明。さまざまなバックグラウンドや性別・国籍を持つメンバーで投資先を支援できる体制ができているとし、「日本から世界で戦えるスタートアップを生み出すため今後も全メンバーで励んでいく」と意気込みを語りました。
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次に行われたのは、GBでClimate Tech領域の投資を担当する、鵜飼と村田による「最新のClimate TechトレンドとGBの投資戦略」のプレゼンテーションです。海外も含めた市場の現状や、GBが注目するClimate Techの最新テクノロジーなどを解説しました。
セッションの中で村田は、注目したいテクノロジーとして「DAC(Direct Air Capture:直接空気回収技術)」「カーボンオフセット」「水素」「電池」を紹介。それぞれの技術を用いたスタートアップのExit状況なども含めながら、技術開発や市場成長の蓋然性について見解を語りました。
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3つ目のセッションで行われたのは、GBのインドネシアオフィス代表であり、主に東南アジアスタートアップへの投資を担当する池田のプレゼンテーションです。
池田は、GBが新たに計画しているインドネシアスタートアップとのオープンイノベーションの仕組みについてご紹介。
インドネシアの経済発展の現状やIT領域の成長性について触れながら、日系企業と東南アジアスタートアップのシナジーの高さを強調しました。
池田は「インドネシアは人口増加も見込まれる伸びしろのあるエリア。そうした市場へのアクセスをいち早く獲得したいと考えられている方とはぜひコミュニケーションさせていただきたい」と述べ、セッションを締めくくりました。
厳選スタートアップと交流できる場も
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セッション終了後には、LP企業とGB投資先スタートアップによるネットワーキングパーティーを実施。生成AI、量子技術、SaaSなどさまざまな領域から厳選されたスタートアップがブースを出展する中で、協業やサービス導入に関する活発な議論があらゆる場所で繰り広げられました。
今後もGBはαTRACKERSの定例会を開催していく予定です。スタートアップと大企業の出会いを創出しながら、両者の事業成長を支援するさまざまなサポートを行ってまいります。