グローバルアスリートプロジェクトを発足した理由
はじめまして、グローバルアスリートプロジェクト代表の田中です。今回はこのプロジェクトを立ち上げた理由を書いてみました。
2010年に上記の理念とミッションを掲げてスタートしました。このプロジェクトを立ち上げようと思ったきっかけは、私自身の経験とも大きく関係していますが、今回は少しそのお話をさせてください。
スポーツビジネスの世界で様々な経験をする
2004年にスポーツビジネスの世界に入り、それから20年近く、様々なスポーツビジネスを経験をさせていただきました。
アスリートマネジメントとして日本人で初めてスペインリーグでプレーし、フットサル日本代表を長年牽引し現在はフットサル日本代表監督の木暮賢一郎やサッカー日本代表GK・川島永嗣をはじめ、卓球・中国超級リーグで日本人として初めてシングルスで勝利した卓球元日本代表の小西杏や日本人メジャーリーガーなど、海外で活躍する様々な競技のプロアスリート達をマネジメントをさせていただきました。
2004年には徳島VORTISの立ち上げをゼロから経験させていただき、その仕事をきっかけに、Jリーグクラブやプロ野球球団のビジネス面でのサポート、スポーツブランドのプロモーションやマーケティングサポート、スポーツイベントの主催や運営、スポーツ業界に就職したい学生のサポートなどなど、様々なスポーツビジネスに携わらせてもらいまいた。
その後も南アフリカW杯、ブラジルW杯に仕事で現地に行き、その他にもヨーロッパのサッカーやアメリカのプロスポーツ(MLB、マイナーリーグ、NFL、NBA、WNBA、NHL、MLS、カレッジスポーツ)、その他スポーツビジネスを直に接する機会に恵まれてきました。毎年5、6回くらいは海外出張に行くようになりました。しかし頻繁に海外出張に行くようになり、僕自身ぶつかったのが『言葉の壁』です。
英語が話せない・・・
英語が話せず、各地で出会う外国のスポーツビジネスパーソンや選手たちとコミュニケーションが取れない、気持ちが通じ合えない・・・目の前にたくさんの出会いがあるのに・・・本当に悔しい思いをしました。学生時代になぜもっと真面目に英語を勉強しておかなかったのかと激しく後悔しました。
英語学習を決意!!
その後、30歳中盤を過ぎてから真剣に英語を勉強することを決意し、英語に関する本を買い漁り、あまりにも基礎が無いため、中学生が勉強するような教材で中学3年分の英語を一から全部やり直し、英会話学校にも通い、聞くだけで話せる(はず?)の英会話教材も使いました。ありとあらゆる英語学習法を試しました。膨大なお金とそれなりの時間を英語学習に充てました。それなのに思うように上達しない…自分には英語を話すセンスがないのかとさえ思うようになりました。
きっかけは川島永嗣
英語の勉強を決意したのは、川島永嗣の海外移籍がきっかけです。
僕は彼がまだ20代前半の頃に出会って、海外移籍し、現在に至るまでの20年近く、彼をマネジメントするという立場でずっとそばで見てきました。
彼はゴールキーパーが海外でプレーするためには、複数言語の習得が必須であることを理解し、何年も前から毎日毎日、語学の準備をしていました。
プレーヤーとしての実力や活躍はもちろんのこと、それらの努力が実を結び、一つの夢を叶える瞬間を目の当たりにしたのです。
さらにその後も彼は、ヨーロッパにおいて決して市民権を得ているとは言えない日本人GKが、監督・コーチ、チームメイトや地元サポーターから受け入れられるために、いかにコミュニケーションが大切であるかを理解し、ピッチの中でも外でも、きちんとその国の言葉を使ってコミュニケーションをとる姿を間近で見ることができました。
そして、彼のように語学の重要性を認識し、きちんとした準備をして言葉の壁を乗り越えることができれば、日本人はもっともっと海外で活躍できるのでは!と感じるようになったんです。
僕自身がスポーツビジネスの世界で言葉の壁にぶつかり苦労しているように、スポーツ選手の世界でも言葉の壁にぶつかり本来の実力を発揮できない、ということが起きているのではないかと。
実際に海外に移籍したものの、コミュニケーションが上手くとれず、帰国したアスリートの話を関係者も含め、色々な方から聞きました。こうした状況を何とかしたいと思うようになりました。
これが、このプロジェクト発足のきっかけです。
その後、僕の想いに賛同してくれる人達との出会いにより、想い描いていたものが形になり、2011年にプロジェクトが発足し、スタートすることができました。
発足からこれまでの3年間で200人を超えるアスリートの語学習得サポートをしてきました。
次回はこども達にスポーツを通して英語を学ぶスクールを立ち上げた理由を書いていこうと思います。
一緒に働いてくれる仲間も募集中です!!
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