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経営者の私が等身大で生きるには
1. 「見上げるな、見下すな」という教え
「見上げるな、見下すな。中心にいなさい。」
これは私の恩師の言葉なんだけど
本当に深い教えだなって思う。
私もこれを大事にしてるんだけど、
実際のところ、簡単じゃない。
つい人を見上げたり見下したりしちゃうし、
感情的になったり、、、
エゴ丸出しの行動をしてしまうこともある。
でもね、そういう自分も含めて、
チャレンジが来るたびに
「これが私なんだ」って
弱い自分も頑固な自分も
愛するプロセスを与えられているのだと思う。
教えていることに確信を持つには
自分の人生でそれを体現するしかなくて
毎回、神様からの宿題をもらうんだ。
2. 完璧じゃない私
コーチや講師って、
どうしても「完璧」な人を
イメージされがちなんだよね。
これがちょっと厄介で、
「私は普通の人間です」って言っていても
勝手に知らない服を着せられるみたいなときがある。
新入社員の頃
「意外と仕事できないんだね(笑)」
って言われたことがあって、
めちゃくちゃショックだったのを
今でも覚えてる。
あのときから
人の期待に自分を合わせるか
自分の価値観を押し通すか
その間でずっと揺れてたなぁ。
3. 独立してわかった「実績」の重み
独立してすぐに
「1億円売ってください」
「実績を増やしてください」
って言われた。
当時は「そういうものなんだな」って思って
それを目指してたけど
今思えば、「何のために・・・・?」
おかげで、起業したかったわけでもない私が
「あそこを目指さなきゃ!」という目標に
強制的に自分を奮い立たせることにはなって
その過程で見えたもの
手にした思わぬ恩恵はたくさんある。
でも、目の前に素敵なお客様がいても
「まだ足りない」
「もっとすごいことをしなきゃ」って
今あるもののありがたさを
見失ってしまうし
欠乏感で生きるのは
終わりのないレースをやっているようなもの。
そして、事業は本来、そうやって作るものではないと思う。
4. 本当に届けたい人に届かないもどかしさ
教育サービスを始めた頃は
「ここなら課題が解決しそう」と
直感で選んでくれる人が多かった。
でも、いつしか
「本当に必要な人になぜ届かないんだろう」って
悩むようになった。
(売上を追う過程で、
「なぜ届かない?」が出てきたから
ある意味、目標はあってよかったね。)
自分の中で
「この人にこそ必要なのに!」って思う人が
なぜか差し出した手を取ってくれないのが
すごく悔しかった。
周りに聞くと、「難しい」とか
「一部の人しか関心が持てない」と言われ
そんなことはないはずと
自分を正当化したくなったことは
何度もある。
その裏側では、
価値を理解してもらえない悔しさがあって
「いつかきっと・・・・」を信じたいけど、
信じることをやめたくなったこともたくさん。
それで、「わかりやすさ」とか
「売りやすさ」という選択肢を
手にしてみようと思うようになっていった。
5. ビジネスと価値のバランス
ビジネスの世界では
「売りやすさ」や
「価格設定」が重要だってこと
理解するまでに時間がかかったと思う。
経営者の先輩たちからすれば
呆れ顔かもしれないけれど
私は数年かかったなぁ。
利益を出さないと
サービスを続けられないし
改善や投資もできないからね。
でも、それを実現するには
「売れる見込み」っていう
現実的な視点も必要で
経営者の戦略やマネジメント力って
こうして現れるんだなって
自分の力不足に
意識が朦朧としそうな
吐きそうな経験をいっぱいした。(笑)
6. 教育でつながる未来
私は最近facebookから姿を消してる(笑)
それは、触れていた世界(セミナー業界)での常識
「価格を上げなさい」
「高額商材を作りなさい」
「私の自己投資額◯千万円を詰め込んで・・・」
という売り方や環境から
少し距離を置きたくなった。
知らない誰かに、人から得た情報を流して、
それを商材にすることを「情報商材」っていうんだけど
私が提供しているものは、それとは違う。
コンテンツビジネスって言われることもあるけれど
私ははっきり「教育サービス」って言い切ってる。
なぜなら、教育は人が情報を得ること、
コンテンツを楽しむことだけでは得られない、
成長の過程に携わるものだから。
私がやっていることは
「教育」だってはっきり言いたい。
誰かの人生を変えるきっかけを作るために、
本当に必要な形でサービスを届けたい。
それが私の目指している教育。
最近、いろいろ手放して
すごく気持ちが軽くなった。
なんであんなに
「こうしなきゃ」って思い込んでたんだろうって
自分でも不思議なくらい。
風の時代ってやつでしょうか?(笑)
今日は、
大学生の方がThe 4th placeを検討してくれて
とっても嬉しかった。
少しずつ、学生さんたちにも
届きやすいものになってきたということかな。
だとしたら、これまでの努力や傷なんて
ないも同然だ。