ファクトチェックなど 【陰謀論、新型コロナ、ワクチン】
ファクトチェックなどです。陰謀論に関係するファクトチェックなどです。
まぁ1999年人類滅亡論者も無事に2000年を迎え、2012年アセンション・意識次元上昇信者も何事も無く2013年を迎えたように、「トランプ復活」も「大量逮捕」も「緊急放送」や「大覚醒」「世界通貨リセット(GCR Global Currency Reset)」も何も無いまま過ぎていくのでしょう。
さて新型コロナと陰謀論の話です。
ネット、SNSで検索するとわんさかわいてきます。
専門的なことが絡むことであり、知識のない一般大多数には扱うのが難しいです。
調べても調べても専門用語ばかりで、げんなりしてしまいます。
しかしnoteのクリエイターさんに救世主がいました。
ありがたや。
今回のこのnoteは「伊賀 治 デマ撲滅ファクトチェック集」の記事の紹介といった要素が強いです。
自分の意見が乏しくて申しわけないです。弁解のしようがありません。
陰謀論の広まり
陰謀論は以前ならば、おそらく精神世界(宗教、オカルト、ニューエイジ、スピリチュアル)に関心のある人の中で主に受け入れられていたものなのではないでしょうか?
というのは陰謀論を垂れ流していたのは、日本では精神世界系のメディアくらいしかなかったと思われます。
私も瞑想や気功......がどーのこーののnoteをやっているので、もうじゅうぶんに自分が精神世界系の変な人だという自覚はあるのですが陰謀論には関わらないようにしてきました。
しかし今日では個人のネット利用の広まりと、直接的にはコロナ禍によって近年無かったほどに盛り上がっているように感じられます。親戚の中坊もこれを知るようになってしまいました。
noteの記事でもこの広がりに触れたものがあります。
やひろさんの記事『陰謀論にハマる人々 』
陰謀論で辛い思いをされた方もみられます。
ぺんたんさんの記事『母親を陰謀論で失った』にはショックを受けました。他の記事もとても興味深いです。
面白い記事。光文社新書『私が陰謀論にハマってしまう理由|辛酸なめ子 #08 』
『ワクチン打つ?打たない?2回接種した私に起きた「人間関係の副反応」 | 辛酸なめ子 #12 』
新型コロナは存在しないぃぃ!!!
この新型コロナ陰謀論デマの中で、私の選ぶ最高傑作はやはり「新型コロナウィルスは存在しない」というものです。すごいです。
インドで変異株が広まり「三重変異株」なんてものも登場し、ブラジルでは「P.1」という感染力の強い変異株が広がって20~40代の若い世代の重症化例も増えつつある中にあって「新型コロナは存在しない」です。
これほどの信仰はみたことがありません。
新型コロナは存在しない説は、検索するとたくさん垂れ流されてるのが分かります。
親戚の中坊に聞かれたこともあり、私はその中坊の健全な成長のためにも一生懸命に調べてるのですが、その根拠がいったい何なのかよく分かりません。
おそらくは「各国研究機関が新型コロナの存在を否定した」「実はどの研究所でも一切存在は確かめられてはいない」「PCR検査で作られている」といったのが流れていて、それも根拠の1つなのかもしれません。
新型コロナの存在を否定?存在しないの?
これは嘘のようです。
アメリカ疾病予防管理センター(CDC)も日本の国立感染症研究所も新型コロナの存在を否定してません。
新型コロナはあります!と考えた方がよいと思われます。
これに関して、SNSでかなり出回っている文書があります。文書はいろいろとありますが最も有名な文書はおそらくこれら↓↓
これらの通知をもって「ほらみろ!新型コロナは存在しないと認めた!」と言う人もいるようですが、これらはコロナの存在を否定したものではありません。
その他新型コロナウイルスに関するファクトチェックは↓↓
PCR検査は嘘っぱち?大御所も否定?
ネット、SNSではPCR検査を否定するものが多いようにみられます。
これに関しても、専門的知識のない私には難しい話題ではあります。
しかし調べた範囲では、PCR検査は信頼できるとする意見が専門家の中では優勢のようで、むしろこれが信頼できないとするのはトンデモとされている印象があります。
「PCR検査は信用ならん と大御所(アメリカの生化学者キャリー・マリス Kary Mullis氏)も言っている!!」というのがあります。
これなんかもファクトチェックで突っ込まれています。
「PCR検査は信用ならん!」系の動画では「大橋眞教授」という方が有名のようです。
いちおう、この大橋眞氏に関する( 苦情 への)徳島大学の表明です↓↓
PCR検査は何にでもコロナ陽性で反応?コロナ感染は作られている?
PCR検査は「コーラでもビールでもキウイフルーツでも水でも他のウイルスでも何でもコロナ陽性になる。コロナ感染はPCRで偽造されている!!」という意見もみられます。
これも嘘のようです。
PCR検査にからむファクトチェックは他にもいろいろと↓↓
PCR検査はインフルエンザ、RSウイルス、クラミジア、アデノウイルス、マイコプラズマ、SARS、MERS他でも、コロナ陽性で反応などというのも出回っています。
これも嘘です。
同じキットでいろんなウィルスの検査ができるというだけです。
実際には各ウィルスの種類に応じた試薬(プライマー)が必要です。インフルエンザ他のプライマーは新型コロナの検査には使えません。
交差反応も無いとされています。
ワクチンは嘘?
こびナビ ↓ ↓
私は反ワクチンではありませんが、ワクチン妄信者でもありません。もちろん私には専門的な知識も無く、自分の意見を述べるのが難しいです。
正直、副反応にはびびってます。副反応が強くでやすいとされる2回目の接種はびびります。
またmRNAワクチン、ベクターワクチンともに長期的な副作用も気になります。
現時点では長期的な副作用があるとする明確な根拠がないようですが、、、。
あとこれら新技術のワクチンは、急ごしらえ感は漂いますが、研究自体は昔からあるようです。
(ウイルスベクターワクチンに関しては、エボラウイルスワクチンで実績があるようです)
ワクチンに関するファクトチェックはこちら↓↓
さて有名な動画です↓↓ 有名な岡田正彦氏です。
専門教育を受けていなく、知識の乏しい私はこの動画の内容にびびってしまいます、こわいです。
解説されている岡田正彦氏は「専門家」であります。
素人の私には反論する資格はまったくもってありません。お手上げです。
しかしあくまで調べた範囲では、ワクチンのmRNAが人体の中で半永久的に残るとする主張はトンデモとされている印象があります。
mRNAは非常に消失しやすくて、ワクチンの場合は消失しにくいような改造がなされているようなのですが、それでも冷凍保管で、強い振動は厳禁とされてます。
一般的には、ワクチンのmRNAも人体内では理論上は長く存在できないとされているようです。
またmRNAワクチンが人間のDNAを組み替えるという情報もネットで出回っていますが、理論上あり得ないとされます。
高校生の生物の授業で習うレベルの知識(中学生のレベルではなかったハズ)ではあると思うのですが「セントラルドグマ」といって「DNA→mRNA→タンパク」という一方通行だったハズです。
HIVなどレトロウイルスの逆転写酵素が無い限りは、この逆は無いとされているハズです。
ウイルスベクターワクチンに関しても「コロナの人工遺伝子が人体に組み込まれる」なんていう情報もありますが、これもやはり理論上はありえないとさているハズです。
「動物実験で注入されたウイルスのDNAが動物の染色体に統合され、ガンになった」などの情報も出回ってますが、これなんかも特殊な酵素が実験で用いられるなどされない限りあり得ないんじゃないでしょうか??
そもそもウイルスベクターワクチンは、無害なウィルスを運び屋にして人体細胞内に取り込むわけですが、この原理自体は既に自然界に存在している他の通常の風邪ウィルスと同じなのではないでしょうか。
他の通常の風邪ウイルスも人体の細胞内に侵入して遺伝情報をぶちまけているわけです。
それで人間のDNAが書き換えられるなどと考えるのが普通なのでしょうか?
通常の風邪ウイルスに感染して症状が出たら「あぁ、私のDNAは書き換えられてしまった。10年後にガンになっちゃう」なんて思いますか?
宮坂昌之 大阪大学名誉教授↓↓
以下引用
児島 悠史(薬剤師・薬学修士)さんのサイトもオススメです。
「ワクチンで不妊の原因になるとファイザーも説明している」はデマ
ファイザー社のワクチンの説明に関してかなりマヌケなデマをSNSで見かけました。
この部分です↓↓
この英文自体は廃止されたセンター試験レベルに毛が生えたようなものではないでしょうか?
偏差値が少しはある大学に受験して入った人なら引っかからない英文のはずだと思われます(It has been suggested that ~~because of ~~. Although~~, を踏まえた上で文意を探るあたりが)。
今の受験生には必要ないのかもしれませんが伊藤和夫氏や中原道喜氏の参考書・問題集までやってジックリと学んだ人なら問題無く読める英文のハズです。
しかし私のように日常から英語に触れているわけで無く英語学習からも離れている人だと、翻訳サイトを頼った方が楽だと思うわけです。
それでGoogle翻訳にかけてみましょう。↓↓
↑↑こわいです。
SNSではこの部分の翻訳を強調して「ファイザーがワクチンで不妊症になると堂々と説明しているではないかっっっ!!」などと出回ってました。
でもこれは英文読解力の問題だと思われます。
私の周囲ではDeepL翻訳の方が人気があるので、いちおうこっちも↓↓
この英文の文意としては、
というようなものです。
参考↓↓
ファイザーの新型コロナワクチン(BNT162b2)の生殖や子の発達への影響の研究についてはこれかな?↓↓
この研究では、ラットに対してワクチンを(ラットの体重から考えると大量投与?)妊娠前、妊娠中それぞれ2回接種しても影響は無かったとあります。
あとスパイクタンパクからみでデマがあるので、それについてもいちおう。
ワクチンは卵巣に蓄積するというのは根拠のないデマ
ネット上では「ワクチンは卵巣に蓄積するっっ!!ファイザーの内部資料が流出して明るみに出たぁぁっっ!!」などとあります。
これもかなりマヌケなデマのようです。
内部資料とされているのはこれ↓↓
もちろんこれはこれは心ある内部の人間がリークした極秘の内部資料ではありません。ふつーの資料です。
日本語は↓↓
肝臓,脾臓,副腎および卵巣(ovaries)への分布がみられるなどという言及があります。
これを根拠に「卵巣に蓄積するのが示されているんだっっ!!」と主張すると、きちんとした論文を書いたことのある理系の人からは「ぷっ」っと嘲笑されるそうです。
身近にいる理系出身者は「そんな極端な主張をする人は心が病んでいる可能性があるから、心療内科・精神科でカウンセリングを受けた方がいいんじゃないか」などと言っていました。
知人の理系出身者によると、この文書で述べられているのは「蓄積」ではなくて時間ごとの「分布」もしくは「分布速度」だということです。成分の動態を示したものだとのことです。
ファイザーのワクチンに限らずに、そもそも他の多くの薬剤・抗生剤の筋肉注射でも、狙った症状、臓器以外の(精巣や卵巣を含めた)幅広い多くの部位にその成分の分布がみられるようです。
「蓄積」とするには、複数回の投与で値が上昇しつづけなければならないのですが、この文書は成分動態の変化を示したものです。
さらに分布がみられるからといって、他の多くの薬剤・抗生剤同様に、それが(生殖や子への悪影響などの)副作用を示すわけでもありません。
分布と障害・副作用は別の話です。個別に確認すべき問題です。
述べたように、今までの研究では生殖能力、胎児への悪影響を示す根拠はないようです。
YouTube:緩和ケアちゃんねる・かんわいんちょーの解説↓↓
ワクチンはビル・ゲイツも絡む人口削減計画??
デマのようです。
陰謀論系のファクトチェック↓↓
以前Youtubeで動画があって、今は削除されているのですが、「CO2削減のためにも人口を減らすべきだ。ワクチンを使えば減らせる。貧困国にワクチンを提供すれば良い」みたいなものがあったハズです。
しかしこれは複数の動画をあわせて、悪意ある編集によるもののようです。
そのうちの1つとされる動画はこれだとされています↓↓
TED:「ゼロへのイノベーション」 ビル=ゲイツ、エネルギーについて語る。
例えばこんな発言が「人口削減計画だ!!」などと歪められて伝わっているのかもしれません↓↓
しかしこれで「ビル・ゲイツが有害なワクチンによって、悪意ある方法で人口削減を考えてる」と捉えるほうがおかしいです。
例えばこんなことを言っています↓↓
ビル・ゲイツはウォーレン・バフェットと同様に富豪にして慈善活動に熱心な人物という印象しかありません。
高須クリニックの高須幹弥氏も解説
ワクチンについて他にも
例えば、子宮頸がんワクチンは元は断種ワクチン「アジュバント」であり人口削減のためにある、なんてのもみたことがあります。
これも嘘です。
アジュバントはワクチンの「補助剤」のことです。去勢・避妊や人口削減のワクチンではありません。
またワクチンの成分に「スクワレン」があり、これに不妊化作用があるんだ!!なんている情報もありますが、このスクワレンは人間の体の中で、肝臓でふつーに生合成されてます。
どーしよーもないデマです。
他には「ワクチンは劇薬だ!!危険だ!!」なんていうのもあります。
日本では例外なくワクチンは劇薬指定のようです。ワクチンに限らず医師が処方する薬の多くが、そもそも劇薬指定のようです。
法律でそういう医薬品の規制区分になっているようです。
例えばカフェインも劇薬に指定されるようです。カフェインは中枢興奮・鎮痛剤とされますが、コーヒーに含まれるお馴染みのカフェインのことです。
ちなみにイベルメクチン(ストロメクトール)も劇薬に指定されているようです。
ワクチン忌避(反ワクチン)というのは昔からありました。
ワクチン忌避には宗教関係や偏りのある自然派信仰、👉トンデモ系の医師・学者・専門家👈がかかわっていました。
現在と同じですね。