日本訪問「14日間自己隔離」と「滞在期間14日以下の場合どうする?」への正式回答!
日本を外の国から見ていると、既に通常機能に戻っているように思える。
そんな国だからこそ、新型コロナ感染がまだまだおさまっていない諸外国から戻ってきた人間には、例え空港で行われるPCR検査の結果が陰性だったとしても、移動には公共交通機関の利用をさせず、14日間自己隔離を課す。水際対策として、当然の対処であろうと思う。
一時期は世界一感染者が多くなってしまったNYも、今やアメリカで一番感染者の少ない州となり、同じアメリカ国内でも感染者が多くなってしまっている州から移動してきた人に対して14日間の自己隔離を要請している。
本来であれば、7月2日から日本出張を予定しており、2月にはチケットを押さえていた筆者は、チケットの日程を延期にするか完全にキャンセルして払い戻しにしてもらうか悩みに悩み、結局今回はキャンセルすることにした。
その際、ずっと疑問に思っていたことを旅行会社のエージェントの方に質問してみた。
それが「14日間の自己隔離が要請されているけれど、日本滞在は例えば7日間しかできない予定の場合どうなるのか?」だ。
ちなみに、日本での『入国制限対象地域』に滞在歴のある人に関する説明がこちら。
滞在期間が14日よりも短い場合は〜に関してはどこにも書かれていない。エージェントの方も、「この時期アメリカから日本に飛ぶ方は、日本に長めに滞在される方か、片道チケットの方ばかりなので」とおっしゃっていた。確かに、この時期出張をする人もいないだろう。しかし、日本人で移民ビザ保持の海外在住者には、一瞬でも帰らなくてはならないこともある。疑問はクリアにしておきたいのでお願いすると、「それは確かに説明がされていませんよね。お調べして折り返しご連絡いたします」といってくださり、調べてくれた。
すると答えは
14日の自己隔離が課せられる中、日本滞在14日以内でも問題無し
だとのこと。
例)日本滞在7日間の場合(空港での待機時間・日数は計算に入れず)
・空港から滞在先へは公共交通機関を使わず、家族や友人・知人・その他の車で移動
↓
・滞在先で7日間の自己隔離
↓
・滞在先から空港へは公共交通機関を使わず、家族や友人・知人・その他の車で移動
●14日間という行動制約は日本国内でのことであり、国際線の搭乗は問題ない
確かに、上記厚生労働省のリンクにある文面の中で、「公共交通機関(不特定多数が利用する電車、バス、タクシー、国内線の飛行機、旅客船など)を使用しないでください。」とあり、国内線の飛行機とは書いてあるが、国際線の飛行機は含まれていない。
なるほど、そういうことかーと納得。
簡単に言えば、14日間は日本国内の公共交通機関を使えない、日本国内の滞在先から出られない、それでも良いのであれば、日本には14日より短期間であろうがもっと長かろうが、行って帰ってこられるのだ。
滞在先に行くことが一番の目的で、ずっとそこに篭るだけになってしまっても構わないのであれば、日本に行く人はいるだろう。かくいう筆者もいざとなったら夏の終わりに7〜10日間くらいで日本に・・・と考えている。仕事の直接対面のミーティングも、友人に会うこともできないが、それでも滞在先に行く必要があるのだ。
ハワイは6月24日に、8月1日からは事前検査でコロナの陰性証明書が提示できれば、州外からの旅行者も14日間の自己隔離措置無しでハワイを訪問できるようになると発表した。
日本も同じようになってくれたら、喜んで再びPCR検査を受けに行き、陰性証明書を手に飛行機に飛び乗るのだが。。。こうなるのはまだ先のことだろうか。