【過去記事】 「ニューヨークの聖域でグランピングなワーケーション！？」： 『日経xwoman Terrace』寄稿
※本記事は『日経xwoman Terrace』2020.08.16 に寄稿した記事の転載です。
まえがき
グランピングという言葉に火がつき、人々に知られるようになったのは、パンデミックの間。
身近なところでは、セントラルパークに小さいテントを作り、キャンプ用の椅子やテーブル、空気で膨らませる寝そべることができるクッションなどを持参して、日がな一日軽いキャンプのようなことをしていた人々がどれだけ沢山いたか。
キャンプ的な体験はしたいけど、不便はしたくない、そういう都会派に刺さったのがグランピング。
最近どうなのだろうと思い、ここで取り上げたCOLLECTIVE GOVERNORS ISLANDをチェックしてみたら、しっかり営業している。
今の環境から一歩離れたい時、でも遠くまではいけない、行きたくない時、ちらっと脱出して、マンハッタンを遠目に客観的に眺めながら、ぼんやりする時間が持てる場所って、一度体験してみたいと密かに思っている。
原文リンク
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「ニューヨークの聖域でグランピングなワーケーション！？」
WFH（ワーク・フロム・ホーム＝リモートワーク）の日常から環境を変え、日常を離れることでリフレッシュもでき、仕事も捗る。
従来からNYの自宅で仕事をすることが多かった私は、出張した先での自由時間に、しばしぼんやりした後にホテルのデスクで仕事をする、あのスキッとした集中できる時間が大好きだった。
しかし、コロナ禍においては、アメリカ国外への移動は様々な制限があり、アメリカ国内でも感染者の多いエリアへの移動は、NYに戻った後14日間の自己隔離が必要となる。
折角の夏だし、どこかで楽しみたい気持ちはあるが、ここまでくると暫くNY州から抜け出ようなどと思わなくなる。
それに、ホテル宿泊することになったとして、他の滞在者との接触も気になるのが正直なところ。私のような人は決して少なくないはず。
そんなコロナ禍で火がついたのが「グランピング」。
「グランピング」とは英語の”グラマラス（glamorous）”と”キャンピング（camping）”を合わせた造語。伝統的なキャンプとは違い、アメニティーを備えた、贅沢にアウトドアを楽しむ新しいリゾートスタイルをいう。
気持ちの良い屋外、新鮮な空気、個人的に確保された広いスペース、リゾート的設備とアクティビティ。移動に飛行は不要、キャンプ用品や経験も必要なし。正にこのコロナ禍、多くの人々が求めているものが集約された最適な旅行形態と言えるだろう。
これだったら、懸念事項がかなり払拭される上に、非日常を素敵に味わえて、そんな環境で仕事をしてみたら、違う閃きもありそうだ。
私の住むNY、それもNYC（NY市内）で、このグランピング体験のできる場所がある
それが、COLLECTIVE GOVERNORS ISLAND
https://collectiveretreats.com/governors-island/
謳い文句にあるように「マンハッタンのダウンタウンから水上タクシーで8分のリトリート」できるわけだ。
ガバナーズアイランドとはこちら
テント入り口を出ると、マンハッタンのダウンタウンビル群。
遠くに自由の女神。
マンハッタンの夜景を眺めながら、日常からひと時のエスケープ。
テントの中も素敵なしつらえ。
このガバナーズ・アイランドでのグランピングには、朝のヨガクラスと夜の屋外ドライブインスタイルの映画の提供も含まれているそう。
また、 車の乗り入れ禁止のこの島を散策できる自転車の用意、およびマンハッタンとを繋ぐ無料の水上タクシーサービス（8分）があるとのこと。
NYCから8分エスケープするだけで、自然の中で優雅なリトリートができる。
説明文に「It’s a sanctuary unlike any other in the world.」とあるように、「世界の他のどの地域とも違う、聖域だ」。
昨年は一度も足を運べなかったガバナーズ・アイランド、今年はまず機会をみて出かけてみよう。
大都会NYCの中で、自然に触れながら非日常を味わえるグランピング。
こう言う時間をうまく利用するのも、賢い仕事術の一つと言えるだろう。
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