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スタンドプレイな水色ボックス・ギフト:箱の中身は?

2017. 01. 20記事 

新大統領就任式でメラニア夫人がミシェル夫人に渡したブルーの箱
「あの水色の(Tiffanyの)箱の中身は何だ?!」と話題になっているようですが、それより何より私には「ここでギフトを渡す???」という方が疑問。

無下にも扱えず、置き場に困ったミシェル夫人。その後写真を撮る流れなのに、予定になかったギフトを渡され、本当に困ったはず。それは表情にも体の動きにも顕著に表れています。そこにさっと助け舟を出して箱を預かり、画面に映らない場所にいる誰かに渡すオバマ前大統領。スマート。

大統領であるとかなど関係なく、あのお二方は普段からあのようにやってるんだろうなぁというのが見える瞬間がこの就任式ではなんどもあり、本当にいいご夫婦だと思うのでした。

すべての流れと人の動きが決まっているのが就任式などの大きなセレモニー。やはりあの場で物を渡されるはずはなかったということでしょう。完全なるスタンドプレイ。

もし、あそこでギフトを渡すことになっていたとしても、公の場で具体的なブランド名がはっきりと分かる贈り物を、公人が渡すというのは公平感を損なうと考えそうなものだが、このギフトに関しては、ブランド名がわかることとあの場で渡すことに、トランプ側は意味をもたせていたのではないかと考えます。

というのも、この大統領選のせいで5th AveのTrump Towerが厳戒態勢だったため、周囲の店舗は最も売上が上がるはずのホリデーシーズンにお客が入らず、商売上がったりで多大な被害を被りました。中でも最も大きな被害があったのは、トランプタワーのお隣にあるTiffanyなのは明白。

国をあげてのセレモニーの場で宣伝してあげたつもりなのでは?とも考えられるのです。確かにアメリカを代表する老舗ブランド、記念の品には相応しいでしょう。しかし、宣伝協力だったとして、あのやり方をTiffanyがどう思ったかは別(苦笑)

そして、宣伝協力ではなく、メラニア夫人の「何もかも”水色”」の演出の一つに使っただけだとしたら、すごいトータル・コーディネートですけれど。

*後日追記
なかなか知らされることの無かった、あの水色の箱の中身。片手で持っていたくらいの重さ、平たくて四角い形状にあのサイズ、フォトフレームかトレイ?と当時は推測されていました。そしてかなり後になり、エレン・デジェネレスのトーク番組で、ミシェル夫人がついにあのブルーの箱の中身を明かしました。

エレンから箱の中身を聞かれたミシェルさん「素敵なフォトフレームでした」と答えています。

ちなみにミシェル夫人はローラ・ブッシュ夫人に「自伝を書いて欲しい」という願いを込めてレザーの表紙のノートと万年筆を贈ったと報じられています。

どこのブランドなどという話が出てこないところに品性を感じます。

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