『アメリカからの手紙』:FLOTUS メラニア夫人のメッセージ 前半
令和初の国賓として25日から28日まで日本を訪れるトランプ大統領ご夫妻。
25日夕に到着。26日、安倍首相と朝食を共にした後、共通の趣味であるゴルフ。その間メラニア夫人は森ビル デジタル アート ミュージアムの視察。炉端焼きディナーの後、現職の米大統領として初めて大相撲を観戦。初優勝した前頭の朝乃山関に「米大統領杯」を授与した。27日午前、皇居・宮殿「竹の間」で天皇、皇后両陛下即位後初めての国賓として会見。その晩には宮中晩餐会に出席。
ここまでのスケジュールを追いかけるとこのような感じ。
新天皇・皇后両陛下の、初めての国賓として訪日するトランプ大統領・メラニア夫人。映像・画像と文字情報で追いかけつつ気づいたことを、まずはメラニア夫人のプレゼンス、アピアランスから、現時点でわかったことを備忘録的にまとめる前半。
*追加情報はそのつど加筆ということで。
今回、メラニア夫人のプレゼンスから、日本への配慮がここかしこに見てとることができます。
アメリカ出発・日本到着
Dress: Calvin Klein 205W39NYC, Shirt Dress, Post card-print
Shoes: Christiane Louboutine, Agneska Scallop Leather Red Sole Pumps
Calvin Klein 205W39NYCのシャツドレス。ラフシモンズがカルバンクライン在籍中にアメリカの旅の中からデザインされたもの。白いイタリア製のなめらかなシルク生地にデジタルプリントでウェストコーストの風景ポストカード柄がデジタルプリントされています。長旅にも窮屈ではない柔らかで裾の広がったシルエット。楽な中にもシャツスタイルのきりりとしたキチンと感。シルクの品の良さ、何より、「アメリカから皆さんの代わりに日本にメッセージを運びます、アメリカからのメッセージを運んできました。」という姿勢を両国民に伝えているかのようです。
靴はネイビーのルブタン。足元も黒を選ばず、ネイビーで少し重さを軽減させつつ、正式感を出しています。
出発時の映像
到着時の映像
森ビル デジタル アート ミュージアムの視察
photo credit: SHUTTERSTOCK
Jumpsuit: Loro Piana, Silk Navy Jumpsuit
Shoes: Patent Leather Flat
ロロピアーナのネイビーのシルク・ジャンプスーツにフラットシューズ。
デジタルアートミュージアムで光やそのアートの場に身を置く場合、色は元々の色を発することはなくなる。夜の暗さの中で最も美しい重厚感をも持つ「色」はネイビー(黒は色ではない)。そしてアートの中に立った時にBusyにならない・喧嘩をしない無地。それをしっかりわきまえた色・柄選び。
また、子供とのコミュニケーションをとることも考えた(しゃがむ可能性がある)、適度な全体的なゆとり・少し幅のある裾のジャンプスーツ。足元はフラットシューズの選択。ラペル(襟)がきちんとあり、袖も3/4丈、クラシカルに知的さも保っている。白いラインが爽やか。
特筆すべきは、彼女のシグニチャーとも言えるスモーキーアイを、ヌードトーンにしていること。ネイルはペールピンク。やはり子供と交わる際にはナチュラルに、子供との距離をより近くできるようにという配慮の表れと見られる。素材の柔らかさも、威圧感を与えず楽する試みとして効いている。
Photo Credit: SHUTTERSTOCK
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Photo Credit: REUTERS/Athit Perawongmetha
Photo Credit: REUTERS/Athit Perawongmetha
Photo Credit: Associated Press
〈後半は、情報のみ先に、考察と総合まとめは後ほど〉
安倍首相食事・相撲
Photo Credit: REUTERS/Jonathan Ernst
Dress: Roland Mouret, Hot Pink dress
トランプ氏のピンクのネクタイと合わせ、華やかでエレガントな襟元がアシンメトリーで軽くオフショルダーの膝下丈ドレス。
天皇会見
Dress: Carolina Herrera floral embroidered dress
Shoes: Manolo Blahnik BB pumps
カロライナ・ヘレラの白地に刺繍の入ったドレスに、赤のヒール。日の丸を意識して着用したことがわかるセレクション。
宮中晩餐会
ドレス:J Mendelのペールピンクにシルバーの羽が刺繍されている ケープスタイルの袖のガウン。
ダイヤモンドのスタッズイヤリングに、シルバーのパンプスで、刺繍とマッチさせている。