大統領就任式:メラニア夫人の全身水色、などなど
2017. 01. 20記事
ヒラリー・クリントン氏が好んで着ているRalph Lauren。
そして今回の就任式でのメラニア夫人の服は、正にそのRalph lauren。そしてデモクラッツ(トランプ新大統領はリパブリカン)の好きな色であり、ケネディ大統領就任式の時のジャッキーの装いを模したかのようなパウダー・ブルー。それも手袋から何から何まで全身。ミシェル夫人にスタンドプレイで渡したギフトの箱まで水色。
ここに存在する意味は何か?
一言で言えば、涼やかで柔らか、控えめだけど知的かつ品よく(エレガントに)見せるということだろうか。
男性の戦略的なネクタイの選び方でも言えることだけれど、青系を嫌う人はいない=信頼感・好感度が高い。そして、青の中でも明度の高い水色は、明るさの中に「自分は冷静です」というメッセージが込められる。元大統領のブッシュ氏が、水色のタイを身につける戦略を使った時期があったことを思い出す。
本来、肌に青い赤み(ピンク味)を感じない肌のメラニア夫人が全身水色を着用するために、メイクでかなり作業しているのは火をみるより明らか。さすが元モデルとそのブレーン、その辺りはしっかり作り込んでいました。トランプ新大統領のスプレータンと同様、スプレー式のファンデーションやその他high-definition対応のプロダクトを使用してぴっしりと。
服の曲線的かつ立体的なシルエットが、彼女のボディ・フィギュアの特徴に合っており、また服のデザインも就任式のような場・ファーストレディという役割(立場)に合っており、総合的なアピアランスとしては高い合格点と言えます。
photo: 時事ドットコム
ちなみにミシェル夫人はNarciso Rodriguezの深い赤のAラインドレス。
photo: Vanity Fair
そしてヒラリー・クリントン氏は勿論 Ralph Lauren、勿論パンツスーツ、色は白ときました。
photo: The Woman Life
イヴァンカさんはOscar de la Rentaの白のパンツスーツ。
photo: E!
元大統領夫人、ローラ・ブッシュさん
服のデザインは関係無く、光の反射における「水色」という点だけで言えば、この方のような色素タイプの方が一番マッチしているのは確か。
photo: Reuters