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「全俺で巻き取る」

こんにちは!今回は

「地方のフリーランスデザイナーって、もちろんデザインだけじゃなくライターもコピーライターも時にはカメラマンや、なんならリサーチまでやるんですよ。 ディレクターが「全俺で巻き取る」みたいなのが地方フリーランスデザイナーです。」

こんな投稿がXでもthreadsでも多くの方から反応をいただきました。
この内容を詳しく書いてみようと思います。

「フリーランスデザイナー」と聞くと、主にデザイン業務のみを行っているイメージが強いと思います。でも、地方のフリーランスデザイナーはデザインだけじゃなく実はライターやコピーライター、時にはカメラマンやリサーチャーまで、さまざまな役割もこなしています。

デザインだけじゃないスキルも求められる

地方では、大都市に比べてクリエイティブ職の理解が少ないことが多いです。そもそも接点が少ないので当然ですね。そのため、クライアント側もどのように、どこまでの範囲で依頼していいのかわからないのがデフォルトです。
例えば、チラシを作りたいけど決まっているのは商品やサービスだけ。
コンセプトやタグラインはもちろん用意されておらず、ライティングも一緒に作り上げていくなんてことは日常茶飯事。

「デザイナーなのにライティングもやるの?」と驚かれるかもしれませんが、地方ではそれが割と普通。クライアントからの信頼を得るためには、一つの分野に特化してそれ以外のことは断るのではなく、幅広い業務を出来ることが求められます。

「全俺で巻き取る!」地方のデザイナー

そんな中で、「全俺で巻き取る」精神が生まれます。つまり、自分一人でプロジェクト全体を引き受けるという姿勢です。デザインはもちろん、ライティングやタグラインの作成、商品の撮影、必要であれば簡易的な市場調査まで行います。なぜそれをするのか?それは依頼してくれたクライアントのデザイン効果を最大限にするためです。

このように多岐にわたる業務をこなすことで、クライアントにとって「ビジネスパートナーに近い、会社の売上に必要なデザイナー」として認識されます。そして、それが地方のフリーランスデザイナーの強みでもあります。

地方ならではの魅力とやりがい

もちろん、大都市と比べると仕事の数や種類に限りがあるかもしれません。しかし、地方には地方ならではの魅力があります。都市部ではスペシャリストが求められる傾向がありますが、地方はマーケティングの知識も含めたジェネラリストが求められます。

また、クライアントとの距離が近いため、密なコミュニケーションが取れるのも魅力の一つです。クライアントの想いやビジョンを直接聞くことで、それをデザインに反映させることができ、より手触り感のある満足度の高い仕事ができます。

まとめ

地方の企業は自社のPRポイントに気がついていない会社が多く、まだまだ伸び代が多い会社がたくさんあります。言われたクリエイティブを作っているだけでは、その魅力には永遠に辿り着けません。密なコミュニケーションで会社と一緒に魅力を掘り起こして再発見し、PRしていく。これが地方デザイナーの最大のやりがいだと思っています。

もし、これから地方でフリーランスデザイナーを目指す方がいれば、この「全俺で巻き取る」精神を持って、チャレンジしてみてください。
ここに書いた以外の地方ならではの魅力ややりがいを、あなたなら新たに発見できるかもしれません。

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