君の瞳に似たものを
贈り物が好きだ。
何をあげるか考えるのも楽しいし、
「これ、あのひとにあげたい!」と思えるものに出会うのも幸せ。
惜しむらくは、富豪ではないので、そうひょいひょいと贈り物はできないのだ。
もっと軽率にあげたりもらったりしたい。
贈り物をもらったときには、贈り主から見た自分が見える気がして嬉しい。
「こういうものが好きそうって思ってくれているんだな」
「こういうのが似合いそうって思ってくれてるんだな」
とその美しい贈り物が自分の新たな一面(あるいは既存のわたしの補強)になったような気がして、強くなった気持ちになる。
貰った贈り物をジャラジャラ身につけて、様々なステータスを上げまくった強い魔女みたいな老婆になりたい。
そんなわたしに、先日、おばからメッセージが届いた。(名前以外原文ママ)
ぐりこちゃんの瞳に似た
セイウチくんを思わず
買ってしまったので
朝の便で送らせてもらいました
遅ればせながらの誕生日に
詩的だけど、冗談みたいな文だ。
わたしの瞳に似たセイウチ???
以前もおばは「ぐりこちゃんっぽいチョコレート」をバレンタインに贈ってくれた。
そして届いたのがこちら。
ああーーーーーかわいい
なんてつぶらな瞳
好奇心旺盛できょろきょろ動いてそうな感じ
わたしそんな可愛らしくないけどな
…と思ってから気がついた。
おばにとって、わたし(=姉の長女、初めて且つ唯一の姪)は、こんな顔してチョロチョロしてた頃のわたしのイメージなのかもしれない。
弟が病弱だったので、小学校に入学する前のわたしはよく母の実家に預けられていた。
祖母と、当時独身だったおばに、それはそれはよく遊んでもらっていたのだ。
いまもよく遊んでくれるので、うちの子どもはすっかりおばの虜。
今回の贈り物にも、子ども宛にメンダコのぬいぐるみが入っていた。
それから、ポンジュースと、ポンジュースのグミと、パッケージの小鳥が可愛いアイマスクシートと、カール2種類。
最高だ。
おばの還暦祝は絶対に奮発する。
まだまだ先だけど、何をあげようかな。
おばの瞳に似たもの…?
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