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君の瞳に似たものを

贈り物が好きだ。

何をあげるか考えるのも楽しいし、
「これ、あのひとにあげたい!」と思えるものに出会うのも幸せ。
惜しむらくは、富豪ではないので、そうひょいひょいと贈り物はできないのだ。
もっと軽率にあげたりもらったりしたい。

贈り物をもらったときには、贈り主から見た自分が見える気がして嬉しい。
「こういうものが好きそうって思ってくれているんだな」
「こういうのが似合いそうって思ってくれてるんだな」
とその美しい贈り物が自分の新たな一面(あるいは既存のわたしの補強)になったような気がして、強くなった気持ちになる。
貰った贈り物をジャラジャラ身につけて、様々なステータスを上げまくった強い魔女みたいな老婆になりたい。


そんなわたしに、先日、おばからメッセージが届いた。(名前以外原文ママ)

ぐりこちゃんの瞳に似た

セイウチくんを思わず

買ってしまったので

朝の便で送らせてもらいました

遅ればせながらの誕生日に


詩的だけど、冗談みたいな文だ。
わたしの瞳に似たセイウチ???

以前もおばは「ぐりこちゃんっぽいチョコレート」をバレンタインに贈ってくれた。


そして届いたのがこちら。

ぽちゃぬい という手のひらサイズのぬいぐるみ

ああーーーーーかわいい
なんてつぶらな瞳
好奇心旺盛できょろきょろ動いてそうな感じ
わたしそんな可愛らしくないけどな


…と思ってから気がついた。
おばにとって、わたし(=姉の長女、初めて且つ唯一の姪)は、こんな顔してチョロチョロしてた頃のわたしのイメージなのかもしれない。

瞳が似ている者たち。わたしはたぶん6歳。

弟が病弱だったので、小学校に入学する前のわたしはよく母の実家に預けられていた。
祖母と、当時独身だったおばに、それはそれはよく遊んでもらっていたのだ。
いまもよく遊んでくれるので、うちの子どもはすっかりおばの虜。

今回の贈り物にも、子ども宛にメンダコのぬいぐるみが入っていた。

それから、ポンジュースと、ポンジュースのグミと、パッケージの小鳥が可愛いアイマスクシートと、カール2種類。
最高だ。

おばの還暦祝は絶対に奮発する。
まだまだ先だけど、何をあげようかな。



おばの瞳に似たもの…?

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