「つらい」と「からい」

9月13日(金)

仏滅で13日の金曜日で満月だということで覚悟はしていた。満月の日に産まれる赤子は多いというが、トラブルの種も爆誕しがちである。

まず朝から肌寒くて辛い。私の体はさむいとさみしいを誤変換するようにできているので、朝から無性にさみしくてしかたない。膝下丈のパンツから出た足首が心許ない。鼻炎もよくなる気配がない。

仕事中、年下の男の子に話の流れで「あなたの世界の見え方が180度変わったのはどんなときでした?」と聞かれ、死別と恋愛かな、と答えたら「意外と安直ですね」と言われた。たぶん正解は9.11と3.11だった。年をとっても自分のことでいっぱいいっぱいで恥ずかしい。

自分の持ち場で大きなトラブルが起きて辛い。夕方からその対応に追われて残業をする。

落ち込みながら作業していたところ、「なんでそんなに暗いんすか?!」と聞かれ、「トラブってるからだよ」と答えたら、「そんなの気にしてもしょうがないじゃないっすか!」と言われて、いや本当にそうなんだけどね、というかんじ。秋は屈託がありすぎる。落ち込んでいたのにふふっと笑ってしまった。

帰りにコンビニに寄って缶ビールと柿の種と旨辛担々麺を購入し、公共料金の支払いをする。長らくリュックの中につっこんでいた支払い用紙はぐしゃぐしゃになっていて、切り取らずに出さなければならない切取線がびりびりに切れていて恥ずかしい。

恥の多い一日である。

帰って担々麺を食べながら新型iPhoneの予約をする。

担々麺は旨みがわからないほどめちゃくちゃに辛くてビールが進んだ。家にあったジンもロックで飲んだ。明日から温泉旅行だが支度をせずに就寝。

#日記 #エッセイ #つらい #からい

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