
【備忘録】コロナ禍に、パスカルに興味が湧いたので少し学んでみた
※()は私の補足や感想です
「みなが同じように動いたら、何も動かないように見える」
(マスクもした、ワクチンも打った。けどコロナ禍は3年目も変わらず突入。3年前から何にも動いていないことに気づかない。過去や経験、歴史から学ばない人の人生が、明るい未来へ動き出すことはない)
「あたかもボートの中のように、みなが混乱の状態に傾いたら、何も混乱しないように見える。静かに立っている者がいてはじめて、他の位置がよく分かり、明らかに見えてくる」
(逆張りした訳ではない、しかし混乱に対し慌てふためくのではなく、気を落ち着けて、静観して、その間に一つづつ学んでいった結果、マスクもワクチンも健常者には害でしかないと気づかされた)
「知識には一致する両極端がある。第一はすべての人の生まれながらにある純自然な無智だ。第二はすべての人智をあさり尽くした後で、結局出発点と同じ無智なることを見出した、多くの高き精神が到達した境だ。しかしこの第二のものは『自己を知る無智』だ。学べる無智(とも言えるの)だ」
(有名な『無智の智』。学ぼうとしない怠慢こそが本当の無知、人間を獣のままで居させるか否かの分かれ目になる)
「私たちは必要な場合はいかに疑うべきかを知らなくてはならない。また、必要な場合にはいかに確かむるべきか、何に従うべきかを知らなくてはならない。」
(疑いもせず、確かめもせず、ただ盲目に従うこと、何も知ろうとせず生きることがいかに、自他ともに未来を苦しめるかを知らなくてはならない)
「世界には従うべき場合をよく知らないで何でも疑う人がいる。(逆に)判断力を用ふべき場合をよく知らないで、何にでも従う人がいる」
(その結果は将来、自らが受けなくてはならない。判断力を用いて自らの意志で選択した人に後悔はないが、判断力を用いず選択肢を他人に預けて従った人には、裏切りと後悔のリスクが伴う)
「矛盾とは真実の悪しき表象である。多くのまことなるものが矛盾している。多くの偽りなるものが矛盾なしとせられている。矛盾は虚偽の表象ではない。また、矛盾の欠乏が真実の表象でもない」
(宗教に身をおいていると、世間のレッテル張りの中にこそ真実が見え隠れしていることに気づく。巷で『陰謀論』とレッテルを貼られているものの中に、思わぬ証拠やデータが多々あることをこの3年でハッキリと知った)
「人は一つの葦にすぎない。その性質において最も弱い葦だ。しかし考える葦だ。」
(有名な『考える葦』はパスカルだったのか。つまり、人は自然の中において他の動植物となんな変わりはない。…変わりはないが唯一、『考える』ことにおいて人間は人間を人間たらしめ、自然の中の異質性、特異性を発揮している。天理教的に言えば『心の自由』こそ人間の本核なのだ)
「法は自然を破らずして導く。美は法を破らずして満たす」
(ではいったい『法』とはなんだ?憲法97条『基本的人権の尊重』を全文削除しようとしている自民党改憲案には反対だ。なぜならそれは人の自然な営みを破壊することと同義だからだ。それはもう、憲法という名の最高法規とは足り得ない)
「たとえ人々が彼ら自身の言うことになんの興味をもたないからとて、だから彼らが嘘をつかないと定められるものではない。世には嘘のために嘘をつく人がいる」
(広告主がバックにいるTVや、金で雇われたコメンテーター、評論家、汚職や利権にまみれている政府高官がその最たるもので、彼らは自らの利のために、平気で理のない嘘をつく。信ずるべきは『不利の理』である。天理教で言えばおやさまのように、自らは窮地に陥ろうとも他人のためにものを言い、行いに移す人の言行である。)
「言葉も並べようで違う意味になる。意味も並べようで違った結果になる」
(統計データがまさにこれだ。データ集計者に邪な考えがあればいかようにでも改ざんされ『事実』として発表される。コロナ第7波が過去最高の感染者数と言っているが、医療逼迫に繋がる肝心の重症者数や死者数は雀の涙ほど。国民の恐怖を煽るには感染者数を伝えるのがベストだが、国民の正しい理解を促すには的はずれな、最悪のデータ提示の仕方だ。)
「のべつ幕なし(ひっきりなし)の雄弁は疲れる」
(いつまでたってもコロナコロナ、感染者数感染者数の3年間にあなたは疲れませんか?わたしはほとほと嫌気がさしてます)
「鍵の『開く』力と、鈎の『引く』力と」
(人生を切り開く勇気と、危険を察知して身を引く勇気。この二つが、命と運命とを二分する大いなる心の力に他ならない)
■総評
素直に見ること、すなわち『直観』の達人。
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