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正義は半分勝つ〜パワハラで離職する前に〜

世の中の働く誰かに役に立つかもと、体験した顛末を書こうと思った。

やりがいのある仕事、頼りになり温かい同僚、満足のいく給与と待遇。それが崩れ去った。

要因は社長自らヘッドハンティングしてきた新上司。何をされたかは主旨じゃないので割愛するけど、パワハラとセクハラに軍隊をトッピングしたようなこと。

一人ずつターゲットを定めるタイプで、最初にターゲットになったのが入社以来、仲良くしてくれた20代女子。二番目が私だった。

私より三十歳年下の彼女は初めての上京勤務。若い彼女が東京に懲りて地元に帰ることになったのがやるせなかった。

東京が悪いんじゃない、悪いのはあいつだから!と止めたかったけど親御さんの心配も当然。

お互い有給消化になってから、東京の名店で一緒に食べて飲んでスイーツ嗜んで…東京の想い出作るしかできなかった。

SNSで見つけたらしい湘南の美容院に来てくれて、サンセットビーチ散歩して海カフェ行ったのも思い出。

ここからが本題。
同じ思いをした人が泣き寝入りしないために。

ハローワークでの離職手続き。
退職届は書かされたけど自己都合って理不尽じゃないか?
離職票の離職理由、異議ありの欄にパワハラ的な事由がある!
異議ありにチェック

窓口で申立書と同僚2名の証言書が必要と言われる。窓口職員さんは退職届を出してるから難しいこと。但し証言書は1名でも提出できると聞く。

人に面倒かけられないな…あきらめて泣き寝入りしかないかな

ってタイミングでちょうど彼女から「元気ですか?」のLINE
もし嫌じゃなかったらとダメ元で証言書をお願いすると
「いいですよ」
「ほんと!?」
「一番の仕返しは自分が幸せになることなんて綺麗事。私たち尊厳を傷つけられたんですよ」

彼女も帰郷前に親御さんと労基に申告にいったという。

私の申立書は何月何日に何された的な簡潔なものだったけど、彼女の証言書は「私自身も未来を奪われ悔しい気持ちです」と響く名文だった。

結果。
さすがに退職届を出してるのもあり、会社都合にはならなかったけど「やむを得ない理由による自己都合」という特定理由離職者に変更できた。

自己都合の場合、2ヶ月待たないと失業給付出ないけど、すぐにもらえることになった。
残念ながら受給期間は自己都合と同様だけど。

地味に助かるのが特定理由離職者は、国民健康保険料が減免される。私の場合、月3万円超えが4桁になる!

つまり半分勝利。

離職理由の変更は調査に時間がかかると言われてたけど、わずか一週間で認められた。

彼女の証言書と先に届けてくれてた労基の突き合わせが効いたのは間違いないし、事実だから会社が一定は認めたかもしれない。

何より泣き寝入りしないで公的に記録を残して、言い分が認められたのは自己肯定感を失わずに済むのが大きい。

もし同じ目にあった人がいたら退職する前に

退職届は「私事」とか「一身上の都合」にはしない

会社に確認は行かないので、事実を証言してくれる同僚または元同僚をできれば2人以上打診

社内コミュニケーションツール(Slack、チャットワークとか)の不適切発言はスクショ取っとく(私は使わずに済んだけど)

そして退職後に大事なのは

離職票の離職理由をよく見て、自己都合に安易に異議なしにしない
(私はここで異議ありにしたのがギリ助かった)

健保減免も年金の一年免除(年取ったら貰える分減るけど後で追える)も自動的にはならない。市役所の窓口で届ける必要あり。

もとの給与がそれなりだったから極力湘南から出なければ貯金崩さなくても充分暮らせるし、リフレッシュしてあせらないで探そ

人生の夏休みと思って職業訓練も検討中


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