2への興味【日記:2023/10/10】
『SPY×FAMILY』の二期を観ています。さすがヒット作。作画も安定していて内容も面白い。しかしやはり、既に原作漫画を読んでいるからか、真新しい感覚はあまりない。話以降も見続けるかと言われたら謎だ。『カノジョも彼女』の二期も『ゴブリンスレイヤー』の二期も『デッドマウント・デスプレイ』の二期もそうだ。
年々、続編というものへの興味がなくなってきている気がする。昔であれば、好きな作品の二期ともなれば食い入るようにチェックしていたというのに、今では「原作読了済みならいいか、時間がもったいないし」なんて思うようになってしまった。
悲しいことです。純粋にエンターテインメントを楽しめなくなってしまった。自分の糧になる素材として、回収効率なんかを気にしてしまって。常に頭を使って見ないといけないと思うようになってしまって。
時間つぶしとして知っているYoutubeを何回も見るぐらいなら、アニメを見る時間だってあるはずなのに。消化が辛いからと自堕落の道に転げ落ちる。つくづく、大人になるというのは嫌なものです。”効率”、”タイパ”、”ターゲット”、”リーチする”、聞きたくない言葉ばかりが身をよぎるようになる。
できた晩御飯を傍らに続きを見る。画面に映るのはフォージャー家の団欒の風景。私は豚汁を食べる。暖かくて美味しい。昔は唐揚げとかハンバーグとか、とにかく茶色いものが好きだったけど、最近はすっかりこれにハマってしまった。豚の風味とダシの旨味にごぼうの素朴さが相まって非常に素晴らしい。大人になるのは嫌なことが多いけれど、地味な食べ物を好きになれるようになったのだけは良いことだと思う。
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