ホリエモンやイケハヤなどの新自由主義者を信奉した意識高い系のミレニアル世代の15年後の末路について

ちなみに題名の件はまさに自分のことだ。

あれから(2010年)から約15年経つので、自分なりに総括をしてみようと記事にしてみた。

自分のざっくりとした概要は以下のとおり。
1986年生まれで、ちょうど2008年に大学を卒業し、JTCに就職、直後にリーマンショックが起こり、その後しばらくして震災が発生、20代前半はおおむねこんな感じであった。

その当時、ネット界隈で流行った思想としてはおおむね以下の通りだったと思う。

日本は近い内に経済的に破綻するぞ、大企業に勤めていても未来はない。
個人のスキルだけが重要だ、自分のスキルを磨いてフリーランスとして独立、または起業しろ!

結婚なんてコスパが悪いことはするな! 子供や家族なんて足かせになるだけだ! 

住宅ローン? 家?
35年のローン(借金)を組むなんて正気か?
日本は少子高齢化で土地の値段は下がるのはわかりきっている。
頭を使えばわかるだろ。
賃貸がもっとも投資として最適解だ。

こういう論調が支配的であった。(少なくとも一部ネット界隈では)

で、自分は当時この思想に賛同した。
ウンウンとPCの前で頷いていた。
そして、自分は周りの馬鹿な奴らとは違うと、今でいうインフルエンサーのメルマガを購読して、悦に浸っていた。

その後、15年してどうなったか。
まず意識が低く、上記と真逆のことをした人たちはどうなったか。

大企業に社畜として、真面目に勤めて、結婚して子供を持ち、2010年代前半に家を購入し、35年ローンを組んだ人々のことだ。

業種の違いはあれど、彼らは順調に出世して、勤務時間も働き方改革で改善し、育児に対するバックアップも拡充、購入した住宅は上昇し、家族を持ち、まさに幸福の絶頂のように見える。

全体を見れば、日本は経済的に破綻などしておらず、政治的にも世界の中で安定している。

対して、新自由主義を信奉した意識高い系の自分はどうなったか。

大企業の底辺にしがみつき、賃貸のボロ家で大学の同期をうらやむ日々を送っている。

ちなみに、自分は結局起業や独立もしなかったし、未婚も貫かなかった。
大企業にしがみつき、遅らせばせながらも、結婚して子供も作った。
本当によかったと思っている。

もしも、独立してフリーランスになり、未婚で家族もいなくて、ワンルームのアパートで一人暮らして、アラフォーになっていたら、正直人生に絶望していたと思う。

結局何が言いたいのかというと、凡人(95%の人々)はレールに乗るのが一番ということ。

今も当時と同じことを言うインフルエンサーは多い。
だが、凡人は企業にしがみつき、結婚し、子供を持ち、家をもつ。
この古臭い昭和スタイルが結局一番幸福になる確率が高い。

それが15年経ってわかった真実。


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