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『王女未央-BIOU-』
『王女未央-BIOU-』
原題:錦繡未央 〈2016年〉
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華ドラの初視聴作品。
単に韓国ドラマと間違えて見始めたら、韓ドラより見やすくてハマったという(^~^;)ゞ
ヒロインの未央は、南北朝時代の文成文明皇后(馮太后)がモデルと言われている。
主演カップルの唐嫣(ティファニー・タン)と羅晋(ルオ·ジン)は、この王女未央撮影中には交際中であった、とも言われていて、2018年には結婚。なんとも、夢がある。
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未央は、目の前で父帝と祖母を亡くし、しかも拓跋濬は祖国を滅ぼした元凶の北魏の皇子。未央が恋に落ちるまでは、葛藤があった。そして、未央は心が強く、知恵を巡らせて陰謀をあばいていく冷静な姫。
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拓跋濬(後の北魏第4代皇帝·文成帝)は、ヒロイン一途の男。父を早くに亡くしているせいか、母には弱くて、一見、マザコン入っているように見えるが、それはお国柄もあると後に知ったので…とりあえずおいておく。なんだかんだとヒロインを守って動き、最期は先に逝く決断までした。このヒロイン一途なトコは、羅晋が妻溺愛か?なWeiboで垣間見える素顔に重なって面白い。
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男主2番手の恋敵(にもなれなかったが…)、拓跋余を演じる呉建豪(ヴァネス・ウー)は、ビジュアルがまず目をひいた。どうも華流ドラマの古装では、悪役位置にあるときのヘアスタイルは三編みの入る凝ったものになる傾向があるようだ。拓跋余はトラウマを抱えているなど生い立ちには同情の余地があったので、完全に嫌なヤツ、にはならなかった。そこがまた、この作品が見やすかった一因にも思う。
まぁ、ヒロインとやり合う常茹と長楽は、強かだったり愚かだったり…よくある、意地悪·ワガママな女である。
衣装が華やかで、そしてストーリーも面白く、また韓ドラほどの悪役への嫌悪感が出ないため、『華流ドラマのほうが見やすいかも』とすっかり心酔。
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後に、未央の弟的な立ち位置であった李敏徳が、はじめは推しのひとりである羅雲煕(レオ·ロー)にオファーがいったものの他作品出演予定があり断ってしまっていたのだと知り、レオが演じたなら敏徳はどうだったであろうか…と妄想してしまった。敏徳、なかなかドラマ内ではオイシイ立ち位置だったので。ただ、敏徳が最終的に結ばれた拓跋迪を演じた陳鈺琪(チェン・ユーチー)とは、月上重火では主演カップルなので、ここで恋仲になる役の共演をしていなくて良かったのかもしれない。
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