バリスタ年収850万?!オーストラリアは稼げる?
バリスタ フルタイム$92k(年収 約850万)募集!これは先月の実際のニュースでWAのバリスタだけでなく世間が騒ぐニュースが出ました。
ただし、これはパースのカフェの話ではなく、パースから北に2300km先にあるBroomeという北の小さい町での募集でした。
そんな小さい町が何故$92000もの給料を払ってバリスタが欲しいのでしょうか?
2022年5月現在今はボーダーオープンしており、コロナ禍でもワクチン接種率があがって元の生活を取り戻しつつありますが、実はコロナの影響で2020年からロックダウン、ボーダークローズしてからオーストラリアは色々な問題を抱えていました。その一つがStaff shortage(人材不足)です。
オーストラリアでは、基本的に観光地でもワーキングホリデーの人たちが地元のビジネスや農業を手伝ったりしていて、色々な産業が実は外国人たちに助けられていたのですが、ほとんどのワーホリや留学生たちがコロナの関係で帰ってしまいました。
ロックダウンが終わったあとも、2021年はボーダーはまだしまっており、海外に出れないオーストラリアの人たちには結果、国内旅行がブームになりました。日本でもキャンプが流行ったらしいですね。
Broomeは観光で収入を得るような小さい町なので、観光客はあふれているのに働けるスタッフがまったくいない!その結果、こういう広告が出たのです。
実際にWA BARISTASというFACEBOOKのコミュニティでもこのニュースは騒がれました。
誰か問い合わせた人いないのー?というスレが立ちました。ただし蓋を開けてみたところ、条件が週55時間 週末含む だったのを見て、全然美味しい仕事じゃないけど合う人は行けば?とバリスタ達はすぐに興味をなくしていました。
私たち働きすぎの日本人からすると週5-6日55時間でも飲食店で850万はいい条件に聞こえますよね。ですがオーストラリアの労働基準法ではフルタイムは一般的に週38時間なのです(Ordinary 38hoursと政府のページに書いてある、週末なし、ある場合はもっと給料を支払わなければいけない)オージー達には4週間の有給などなどしっかり計算すると全然美味しい仕事ではなかったようです。
実際にこれがカジュアル(バイト)の給料の最低はこの位払いましょうと政府が決めたホスピタリティアワードレートと呼ばれているものですが、一番経験のないLevel1でも平日$25.51で、土曜日$30.62や日曜日$35.72で時給がが高いことがわかります。ただし、今はどこもかしこもスタッフの確保がまだまだ難しいので、ウェストオーストラリアは実際は最低時給が$29(約2680円)になっています。
※オーストラリアの法律に訓ずる場所なだけではありません。実際は未経験や外国人なことをいいことにお金をしっかりもらえないカフェも多いです。
ブルームは実際かなり亜熱帯気候で暑い町なので、その記事をみても私は実際興味は持てませんでした。体力があって働きたい人、サーフィンなどアクアティックな趣味の人にはピッタリだったのではないでしょうか?月への階段など自然がつくる神秘が見える場所なので行ってみたい街の一つではあるのですが。
結論
稼げてるかといわれてると同じように働きすぎてる日本の飲食店よりはもらえるけどオーストラリア基準では別に普通だったようです。
記事内は2022年5月のレート 1AUD= 92円で計算しています