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自作曲

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2017年11月の記事一覧

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空気の男

渋谷の交差点
ドラキュラの住む城
アマゾンの地下室
果たして僕を見つけられるかい

マンガの世界
誰かの夢の世界
ブラックホールの中
果たして僕を見つけられるかい

僕が誰かを殺しても罪に問われる事はない
僕が誰かに恋しても決して相手は気付かない

空気の男 透明人間
一生窓際 存在がノイズ
しらばっくれて煙のように
生きてるようで死んでいる男

星たちが優しいぜ
僕の記憶を受け継いで

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八坂神社(alone)

俺の心に俺はもういない
アローン 俺の中の俺が出ていった
深海にひっそり漂う花になる
アローン ここにも世界とシャレコウベ

フルカラーの夢のようです
落ち葉も消え去った季節に
2つ先の橋で待つ
去年の君を思い出しながら歩いています
八坂神社まであと少し

君の心に俺はもういない
アローン 無言でドアを開けるよ
雪がチラついて半てんを着たよ
ラモーンズ聴きながら餅を食べた

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ピアス

今日も見つけられなかった
僕の部屋に来た時に
君が落っことしたピアス
絨毯が飲み込みダンス

いい加減出てきたらいいなぁ
たまには寝っ転びたいなぁ
ゴマ油の匂いこびりついた
僕の部屋へようこそ

無くしたものが見つかるまでは
通い続けると君は言う
雨の日も終電がなくても
一緒に帰ってるね僕ら
「きれいな月だよ」 「きれいな月だね」

今日も見つけられなかった
君が落っことしたピアス
「カ

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手ざわり

39℃の熱がでて 頼みのロキソニンも効かず
何がいけなかったんだろう
推理するだけ無駄かもね

甘いハミングが聞こえる
テレビでは時代劇やってる
39℃の熱がでて 甘いものが食べたい

おそらく夢だろうけど
「大丈夫?」って君の声がしたのさ
暗闇へと帰っていく 後ろ姿に触れたんだ

ザラつく指先 君の手ざわり
伝わる鼓動と 君の手ざわり

健康の有り難み染みる 意識朦朧昼下がり
下校チ

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ブランケット

僕の部屋にある イスの背もたれには
君が置いていった ブランケットがある
映画を見る時や ハガキを書くとき
いつも膝にちょこんと乗せていたね

いかないでくれ 泣かないでくれ
壊れそうな心を見せないで
今頃君は暖かい部屋で
きっと誰かを待っているのだろう

夜を抱きしめよう 君を思いだそう
重力に逆らうように
並木通り飛び越えてバタフライ
宇宙のどこにも存在していない
謎だらけの物

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3コードの歌

3コードの悪夢を見てた
うなるエレキギターのベッドで
請求書を破り捨てたなら
少しだけ体が軽くなった
きれいな夜に俺は似合わないが
お前のノイズはもっと不愉快だ

3コードの満員電車に揺られて
3コードの激務で今日も疲れて
3コードのシュウマイ弁当温めて
3コードのダークな夜は更けていく

3コードでまたつまらぬものを
3コードでぶった切ってしまった
微睡む街では遊具の団らん
眺め

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シャイな男

燃えている シャイな男が燃えている
日本経済新聞を読んだことは1度もない
燃えている シャイな男が交差点で
雨にも負けず燃えている 2段階右折の途中

自己紹介が下手だから 歌を歌うことにした
言葉にできない心を
蹴り飛ばされた気分だよ
勇気はここにある 濁流に耐えている
誰にも気付かれないまま今日も燃えている

燃えている シャイな男が定食屋で
鉄火丼掻き込みながら笑い方検索してる

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【100年後のロック少年】

ロックさえあれば どうにか生きてける
ロックさえあれば 笑えることがある

星のない街に 息を潜めて泣いていた
心はさら地のまま イヤホンと砂ぼこり

わかる わかる わかるぜ
胸ぐら掴んでくれ
君となら夕立の中に 飛び込めるようだ

ロックさえあれば どうにか生きてける
ロックさえあれば フラれたっていい
ロックさえあれば 一億光年ホームラン
ロックさえあれば 笑え

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