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言われたくなかった「変わってないね」の言葉、その理由とは?

「変わっていないね」と言われることへの違和感と、その先の気付き

誰しも、言われたくない言葉が
あるのではないでしょうか。

他の人が聞いたら何とも思わなくても
本人にとっては別の意味を持って
いることがあります。

ある女性が若いころ、友人から
「昔と変わっていないね」と言われると
なぜか嫌な気持ちになったそうです。

そのときは何が嫌なのか
はっきりとはわからなかったけれど、
漠然とした違和感があったとのこと。

私は思わず「じゃあ、今はどうなの?」
と聞いてみたところ

「変わっていても、変わっていなくても、
私は私だよ」。
と気付いたのだそうです。

でも、なぜその変化が起こったのでしょうか?
興味を持って聞いてみました。

「どうしてこんなに嫌な気持ちになるのか
わからなかった。
だけど、考えても仕方ないから」
気にしないようにしていたそうです。

年齢を重ねて自分を振り返る機会が増えたとき、
ようやく一つのことに気づいたと言います。

「自分が嫌いだったんだ。」
それまでの違和感の正体がわかったそうです。

彼女は、過去の自分を捨て
新しい自分になろうと努力しているのに
「昔と変わっていない」と言われることに
その努力を否定されているような感覚だった
んだそうです。

自分はわかっているのに
敢えて他人から指摘されると
反発したくなってしまうのと
似ているようです。

「昔も今も
同じ自分であることに変わりはない」
過去を嫌っていても
現に生きて来たし
今、不都合なことはない。

むしろ、
不公平や理不尽で辛いことを
くぐり抜けてきたんだから
昔の私に感謝すべきだ!

そう感じたら
「変わらなくてもいいじゃないか!」
という思いが生まれ
心が軽くなったと話していました。

他の人からすれば、
「なに、当たり前でしょ」
と思うかもしれません。
でも、本人にとっては大きな気付きなのです。

過去の自分を「嫌いだった」
と言うのは、何とも悲しいことです。
しかし、今の自分があるのは、
幼いころの自分も
学生時代の自分も
様々な荒波を乗り越えてきたからこそです。

そんな自分を振り返り
労ってあげることが大切なのだと
改めて感じました。

今では「前と変わっていないね」と言われても
彼女は気にしなくなったそうです。

「そうでしょ!私は歳を取らないのよ」
と返すのだと笑っていました。

言葉に反応する感情は一瞬ですが
もし、自分の中にある違和感を
キャッチしてみると

奥底に眠っていた出来事や
感情に気付けるかもしれませんね。


最後まで読んでいただき、
ありがとうございました(❁´◡`❁)

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