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続:全然大丈夫じゃないです。
蒔栗です🌰
こちらの記事は、前回の記事の続きです。
よければ、こちらの記事もご覧ください(^O^)
メンタルを壊してしまわないように
一つ目の異動で、自分の気持ちやキャパシティに関わらず、
どんどん大きな仕事が舞い込み、
同時進行でいくつも進めなければいけない日々に。
二度メンタルを壊した経験のある私は、
「このままでは、メンタルを壊して働けなくなる。
今の仕事をやらされていると捉えずに、
自分の経験として、自分がやりたいからしていると思わなければ。」
と、にわか認知行動療法を発動させ、
自分のメンタルをどうにか保っていました。
我ながら、健気なやつです。
また大きな仕事はプレッシャーもありましたが、
同時にやりがいがあったのも事実です。
これまで関わることがなかった方達と肩を並べ仕事ができている自分、
後輩から尊敬される自分、子ども達や保護者さんに必要とされる自分。
これまで味わうことがなかった『優越感』に、
私は思いっきり酔っていました。
とある事件
そんな毎日の中、私が特に目をかけていた子が、
とある事件を起こして、急に目の前からいなくなってしまいました。
警察にお世話になり、ニュースにもなり、大変なことになりました。
異動して数年、私は責任の大きな仕事をしながら、実は、
この子の未来を繋ぐのが自分の使命だ、と思い、
最優先で関わっていました。
共依存ではなかった、とははっきりと言えませんが、
家族に近い感情を持っていたと思います。
あの子がいなくなった日は目の前が真っ暗になり、
「今まで自分がしてきた事は、何だったんだろう。」と
自分のやってきたことが全否定されたような、
絶望的な気持ちになりました。
大きく崩れ始めた自分
そこから一気に、ダムの決壊が起きたように、
メンタルを保つことが難しくなり、
かろうじて仕事はできていましたが、人間不信のような状態になりました。
同僚を信じられない、子ども達を信じられない、
そして自分を信じられない。今何をすべきか分からない。
そしてそんな自分を分かってくれず、
これまでの自分の働きを評価してくれない上司のことを、
憎しみに近い感情でみるようになりました。
「休みたいです。」と、勇気を出して上司に伝えたこともあります。
自分が自分でなくなっていることが何となく分かっていたから。
その時の上司の答えは、
「仕事の手を抜いていいから、休まないでくれ。」でした。
当然といえば当然の答えです。
そこからまた私は、自分の気持ちに蓋をして、淡々と働くことに徹しました。
二度目の異動
二度目の異動は、希望したものでした。
人間不信から悪化した同僚や上司との関係は、
なかなか自分でも切り替えられず、異動させて欲しいと頼みました。
幸い希望通りに異動でき、これでまたやり直せると思った矢先、
異動先はとんでもない子どもたちで溢れていました。
理不尽な子どもの訴え、それを鵜呑みにする保護者。
『自分が敵だと最初から見なされている』という経験を初めてしました。
どんなに真摯に向き合っても信頼関係が気付けない、
同僚にも疲れている様子がみえました。
私はこれまでの自分の働きから180度転換し、
とてもドライな働き方にしようと思いました。
必要とされれば少し応えるが、必要以上にはしない。
その働き方は自分の働くペースを作り、だんだんと余裕も出てきましたが、
必要とされることは少なくなっていきました。
今も昔も『全然大丈夫じゃない。』
今の私は、
子どもたちに壁を作り、同僚にも壁を作り、孤立をどんどん強めていくばかり。
働きがいは無くなっていく一方です。
きっと今もあの頃と同じように、
全然大丈夫じゃないのに、大丈夫な顔をして働いている。
誰にも助けを求められない。
場所を変えたとしても自分からは逃れられないんだな、と実感しています。
子どもが可愛く思えない、が問題ではなく、
自分の心の状態をまずはどうにかすることが最優先だと、
noteを書きながら思いました。
これからは、自分の心を癒すために尽力しなければ、です。
内容がいつもよりダークになってしまいました(*_*)
長文&駄文にお付き合いくださった優しい皆さま、
お読みいただきありがとうございました*\(^o^)/*