#なにげない日:27(秋田と映画)
今年のある日、カメラを手に秋田県への旅に出ました。
目的地は、歴史ある美しい町、角館・横手です。
梅雨の始まりで、空気は湿っていて少し肌寒さを感じさせるものでした。
そこで耳にしたのは、心地よい方言。その言葉たちは、訪れた人々の温かな人柄を映し出していて、今でも心に残る素敵な思い出です。
駐車場で出会ったおばちゃんは、偶然の出会いを必然に変えるかのように、親切に説明をしてくれました。
その一瞬の交流が、人との繋がりの大切さを教えてくれる、温かい経験でした。秋田の旅は、そんな出会いと癒しの連続で、忘れられないものとなりました。
そして、橋を渡る途中で出会ったのは…中学生たち。彼らからの「こんにちは〜」という挨拶が、なんとも言えず心に響きました。
大人としての日々の忙しさに疲れた心に、子供たちの純粋な一言が新鮮な風を運んできたのです。
単なる挨拶かもしれませんが、その時の私の心境には、まるで魔法のように作用したのです。
※映画.comより
映画を観るという体験は、ただの娯楽を超えた何かを私に提供します。それは創造性の火を灯し、感情を揺さぶり、時には言葉にできないほどの感動を与えてくれるのです。映画の後に感想を綴りたくなるのは、その作品が私の心に深く響いた証拠。
言葉にすることで、その感動を再体験し、共有することができるのです。
映画は、私が日常では見過ごしてしまうような細部に光を当て、新たな視点を提供してくれます。
そして、その映画がセリフのないものであれば、その影響はさらに大きなものとなります。セリフがないことで、視覚的な要素や俳優の表情、音楽、編集の技術が前面に出てきて、観客はより直感的に物語を感じ取ることができるのです。
それはまるで、映画が言葉を超えた普遍的な言語を話しているかのよう。
映画を観た後に感想を綴ることは、その普遍的な言語を自分の言葉に変換する行為。
それは、映画という芸術形式が持つ力を再確認する行為でもあります。
映画について書くことは、自身の感情や考えを整理し、深める機会を与えてくれるのです。
そして、最後に… やっぱり、エンターテイメント好き。