#なにげない日：１２（サムライ）

会社生活の忙しさの中で見た、心に響く夢の物語を記録することに決めました。日常の喧騒を忘れさせるような、そんな夢を皆さんと分かち合いたいと思います。

ずいぶん前です・・・
入社4年目、毎日2時間以上の通勤と終わりの見えない残業が続きました。
上司の厳しい指導のもと、試練の日々を過ごしていました。

ある日、疲れ果ててベッドに倒れ込み、眠りに落ちた瞬間、足元でカチャカチャと小さな音が聞こえてきました。まるで何かがそっと近づいてくるような、不思議な響きが夜の静けさを破っていました。
気にせず、感覚を無にして眠りにつこうとしました。
その時、隣に甲冑を着た人影がいるのを感じたのです。

『なんだ？　えっ？えっ？』声がでませんでした・・・

甲冑を身にまとった影が、横腹に刀を突き立ててきた。声を上げて痛みを表現しようとしたが、恐怖がそれを上回り、声は出ず、ただ動けずにいました。
『ああ、もうやめてくれ...』と思った瞬間、人影は突然消えた。金縛りにあったかのように体が動かない。目を細めて辺りを見渡すと、誰もいない。ただスヌーピーの微笑む姿だけがそこにはあったのです。

次の日、この話題を持ち出して、とても楽しい休憩時間を過ごすことができました。

その日の残業時間でした。
作業中のミスで上司から厳しい叱責を受け、先輩も同様に叱られていました。上司は怒り心頭で、ファイルを机に叩きつけるほどでした。
そんな状況はもはや日常茶飯事で、私はそれには動じず作業を続けていました。

しかし、隣にいた先輩は右手に25cm定規、まるでサムライのような勇姿を見せていました。

まさに、オフィスの戦士が現れた瞬間でした！