2月11日 合格発表日
目覚まし時計が予定より早く鳴り響き、私は大きく腕を伸ばしてすぐに止めた。外はまるで冬の使者が訪れたかのように寒く、制服の下にはセーターが欠かせない。そして今日は、待ちに待った高校入試の結果が発表される日だ。
安全な道を選ばず、思い切って挑戦することにした!
私立高校への進学です。ごめんなさい、お母さん、お父さん。
塾にはほとんど行かなかったし、運動での推薦もなかったけど、小さい頃から続けているスポーツが得意な学校に行くことに決めました。
実は、偏差値は足りなくて、先生からは他の選択肢を勧められたけど…
中学の制服がきつくなった感じがする。マフラーを首に巻いて、朝食のパンを早く食べる。
「気をつけてね」と母は珍しくはっきりと言った。
普段は「行ってきます」なんて言わないけれど、今朝はなぜかそう言いたくなった。
私はそれから、ちょっと怖い顔が笑顔になって、急いで駅へと歩き始めたよ。
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