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※この物語はフィクションであり、実在の人物や団体とは一切関係がありません。
新卒の壁にぶつかり、就職戦線から一旦退いた伊藤聡子は、伊東の部署に派遣されることに。やる気がないように見せかけているが、実は正社員としての安定を切望している。25歳で、趣味は旅行と一眼レフカメラで世界を切り取ること。
一方で、昇進のチャンスが巡ってきても、安定を求めるあまりに仕事をサボっているフリをする。しかし、狙っているポジションには、譲りたくないと思っている上司がいるため、複雑な心境に。趣味は地元のインスタ映えスポットを探し回ること。そんな彼は、大手有名企業で働く35歳の伊東れな。
彼の日常は、仕事と趣味の間で揺れ動く日々を送っている。
「初めまして、伊東れなです。これから、宜しくお願いします。聞こえてますか?」
「おはようございます。よろしくお願いします。伊藤聡子です」
パソコンの画面に見入る二人。彼らの表情は何とも言えず、気だるい雰囲気が漂っている。まるで長い一日を終えたかのように、ただぼんやりとディスプレイを眺めているのだ。
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