salt&sugar

約3年間のプロテスタント信者を経て、約2年前に洗礼を受けたカトリック信者です。カトリックでは、イエスの復活を始め、様々な病気の治癒など神・聖霊の働きかけによる超自然現象による出来事がたくさんあります。それを信ずることができる人が、カトリック教徒です。現在、カトリック川越教会信徒。

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約3年間のプロテスタント信者を経て、約2年前に洗礼を受けたカトリック信者です。カトリックでは、イエスの復活を始め、様々な病気の治癒など神・聖霊の働きかけによる超自然現象による出来事がたくさんあります。それを信ずることができる人が、カトリック教徒です。現在、カトリック川越教会信徒。

最近の記事

聖アンデレ、美女の正体を暴く

聖書によれば、この世は悪魔に支配されているそうである。犯罪、殺人、詐欺が横行する今の世を見れば、納得できるかもしれない。ところで悪魔の筆頭格であるサタンは、元々ルシファーという名の天使であったが、高慢になったことで神から天国を追放され、地獄に落ちた。悪魔は人に嘘をつかせたり、悪い考えを浮かばせたり、人を誘惑したり、あるいは別の生き物に姿を変えることができる。 これから述べる話は、そうした悪魔が出てくる話である。 イエスキリストが生きていたころの時代であるから、2000年も

    • 秋田の聖母マリアの取次による奇跡―脳腫瘍が完治

      秋田の聖体奉仕会における「聖母像からの血と涙」の出来事については、別の記事で詳細に記したが、秋田の聖母マリアの取次ぎにより、脳腫瘍が奇跡的に治癒した事例が韓国であった。 今からちょうど約40年前の1983年10月15日、韓国から巡礼団が奉仕会を訪れた。呉基先神父が引率するこの巡礼団の中には、脳腫瘍から奇跡的治癒の恵みを受けた、カトリック教徒テレジア千善玉(46歳)とその姉がいた。 1981年7月3日、テレジア千善玉は、ソウルの某大学医学部医師から脳腫瘍との診断を受けたが、

      • 秋田の聖母マリア出現―50年前、シスター笹川さんが見たもの

        ヴァチカンは秋田の聖母マリア出現を認めている! 先月8月15日の聖母被昇天の日、秋田聖体奉仕会のシスター笹川(1931.5.28~2024.8.15)さんが亡くなった。この日は、カトリック教会用語で、聖母マリア(*1)がその人生の終わりに肉体と霊魂を伴って天国にあげられた出来事を記念する祝日であるから、やはりシスター笹川さんは、聖人や天使のような特別な人であった。そう信ずるカトリック教徒の方も多いに違いない。 聖体奉仕会は、1970年(昭和45年)、新潟教区長使徒ヨハネ伊

        • 秋田の聖母マリアの出現、シスター笹川カツ子さんが死去

          先月8月15日の聖母被昇天の日、秋田にある聖体奉仕会のシスター・アグネス笹川カツ子さんが亡くなった。93歳であった。 今から約50年ほど前、シスター笹川に、聖母マリアが現れ、三つのお告げを与えた他、修道院内の聖母マリア像に落涙(101回)やその掌に十字の傷と血が出たことで当時、世間の耳目を集めた。 当初、マスコミやカトリック上層部からでさえも、超能力によるものではないか、との嫌疑がかけられたが、血と涙が科学的に人間のものであることが証明され、またバチカンのラッツィンガー枢

          カトリックのこころ-今、最も必要なもの、それは犠牲の心とゆるしの心

          2021年5月にNHKの「こころの時代」という番組で「長崎の祈り―水がめを運ぶ人々に導かれて―」が放送された(初回放送は2019年9月8日)。この数年間、折にふれてその断片を思い出していたが、どうしても全体をもう一度聞きたくなった。幸い検索の結果、全体を改めて聞くことができたので、今回、これを残すことにした。今の時代にもっとも欠けている「自己犠牲」と「人を赦す心」の大切さを訴えている。これはキリスト教の真髄、奥義でもある。 *************************

          カトリックのこころ-今、最も必要なもの、それは犠牲の心とゆるしの心

          秩父にキリシタン禁制を定めた高札を発見

          最近、キリシタン禁制を定めた江戸時代の高札が今でも残っている所がある、と聞いて、実際に行って見て来た。高札とは、民衆に法令を周知徹底するために用いた木製板で、これを屋根で覆い十字路に立てた。場所は秩父市郊外(旧吉田町門平)である。なるほど修復を継いできたとはいえ、江戸時代からそこに立っているほぼオリジナルの高札であった。今でも民を睥睨するように四辻に佇立している。   「キリシタン」とは、明治時代の禁教令撤廃(1873年)以前に使われていた古語口語であり、現在のクリスチャン、

          秩父にキリシタン禁制を定めた高札を発見

          偽エクソシストが出現?

          キリスト教、特にカトリックでは、「悪魔(悪霊)」は、架空の観念的なものではなく、実在するものである、と考えられている。聖書においてもイエスキリストが悪魔と戦っている場面が多く描かれているが、「悪魔」や「悪霊」など、現実的には存在しないと思っている方も多いかもしれない。 プロテスタントでも奥山実牧師は、占い(呪術者、霊媒等)や(医者で病気が治らないとき等に頼む)拝み屋、ニューエイジ(スピリチュアル)等の新宗教(真光や真如苑、等)、お守り(お札)、こっくりさん、ウィジャ盤、等に

          偽エクソシストが出現?

          作家となった殺人犯

          今回は、殺人犯があるカトリック神父に出会い、やがて回心し、敬虔なカトリック教徒となり、聖書の文語訳にも取り組み、また作家としても数々の著作を世に問うことになった出来事を述べたいと思う。 現在、練馬区関町に、近代的で立派な校舎・施設を擁する東京カトリック神学院がある。この地に最初の神学校(東京公教神学校)が設立されたのは非常に古く、昭和4年(1929)3月だそうであるから100年近くの歴史を刻んでいることになる。初代校長は、パリ外国宣教会から派遣されたソーヴール・アントワーヌ

          作家となった殺人犯

          仙台キリシタンに伝わる聖母像

          昭和11年5月23日、仙台市において伊達忠宗300年祭が開催されたときのことである。ある青年が会場に現れて、先祖から伝わるという家宝の小さな象牙でできた聖母像を皆の前に出した。この青年の先祖は、かつて仙台キリシタンであったというが、伊達忠宗から迫害を受けて北海道に逃げ延びたという。 聖母像の足元には次のようにラテン語で書かれていた。 "Sub tuum praesidium confugimus, sancta Dei Genetrix; nostras deprecati

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          ジョルジュ・ネラン神父のこと

          先日、ジョルジュ・ネラン神父の「キリストを伝えるための核心とヒント」(フリープレス)という本を知人から頂いた。さっそく読んでみた所、私のような洗礼を受けて日の浅いカトリック教徒にとって大変分かりやすくキリスト教の核心が述べられていた。この本は300ページを超える大部であるが、その「核心」部分をざっと抜粋してみた。 ジョルジュ・ネラン神父は、1940年フランスに生まれ、1950年司祭叙階、1952年に宣教師として来日。1962年にネラン塾開設(~1966年終了)、1970年真

          ジョルジュ・ネラン神父のこと