LOLだけが自分に居場所をくれる
これはなんとなく生きてきた結果LOLしか居場所がなくなった人の物語
生まれは九州。幼少期は頭も悪くコミュニケーション能力もなく友達もいなかった。5歳のころ親から与えられたPCで当時ではオンラインゲームという概念も怪しいころMMORPGリネージュを親がやっているのを見て始める。
キーボードの打ち方もわからなかったがひらがなは読めたのでなんとかひらがなとひらがなを合わせると打ちたいひらがながでてくることを覚えてチャットができるようになった。
”話せる島” 確かそんな名前の最初の町で職業はナイトを選び狩りを始めた。浮かぶ目を倒し、ドワーフを倒しよくわからん蜘蛛に殺されながらもゲームの面白さに没頭していった。
船で島を渡ると大きな町に行けここはどんなところなのかと心を弾ませながら町を出たのを今でも記憶に残っている。スライムレースというモンスターで競馬をやらせるNPCがいる場所があり、どんなところかわからなかったが入ってみようとしたところ急にプレイヤーから殴られて自分は死んだ。
何が起こったかわからずつたないタイピングで
なんでしんだの
そういうと相手は? と打ってきた
自分はこの人に倒されたんだ そう気づいたときにはなきじゃくりながら
どうしてそんなことするの
そんなことを言ったのを覚えている。
相手の反応は覚えていないが当時5歳の人間社会にも慣れていない人間が初めて人とコミュニケーションをとったのが殺されるというコミュニケーションであった。
なんだかんだ小学生の間はリネージュにはまり頭のよろしくない私だったためレベリングも悪くせいぜい40レベルくらいだったのを覚えている。ゲームはうまくなかったが学校でも対して馴染めず唯一の友達?といえるよく会話してた男もガンダムの話を無限にしてくるやばいやつと転校する前に出会っていた親同士がつるんでいたから知り合っていたR氏くらいが友達だった。
R氏はPCをもっていなかったためよく自分の家にきてリネージュを死ぬまで交互にやったり父親のPCを借りて二人で狩りをしたりしていた。中学に入るころR氏がAVAにはまり自分も影響されてFPSに手を出した。AVAはあまりにもおもしろかったので無限にプレイしてたが全然勝てなかった。R氏は最強で気づいたら強豪クランに入るくらいに差ができてしまってあまり一緒にできることはなくなっていた。
中学時代はゲームは好きだったがあまりはまれず強くもなれないため興味をもてなくなっていた。学校に行き帰ったらニコ動を見てちょっとゲームして寝る。そんな日常を送っていた。ただそんな日々もすぐ終わりあまりの頭の悪さに親が見かねて塾なる収容所へ送還される。
ゲームにはまれないタイミングがかみ合いゲームとは違い勉強すれば成績があがる。また成績があがるとあいつ頭いいじゃんとか教えてよと言ってくるような塾のウェイに絡まれるようになり気づいたら勉強ジャンキーになっていた。中3ではF県で行われる模試試験ではトップランカーとなり高校では地区最難関を余裕で通るレベルまでなっていた。
R氏とは毎日とはいわないまでも定期的に交流が続いており明らかに自分よりもはるかにゲームしているにも関わらず圧倒的に頭がよく中学ではすでに難関私立にはいっていた。当時ゲームでも勝てなかったが勉強ならいけるかもと思ったが難関私立対策をしているわけではなかったため高校入試で難関私立は落ちてしまいR氏に勝てるものはないと落胆した。
高校は地区最難関ではなく近所の私立で学費免除でお金をもらいながら高校に行っていた。難関私立に落ちてからというものなんでもいいやという腐った信念で過ごしていたら最初の模試でクラスどころか特待生の中でも落ちこぼれの成績となっていた。
気にせずに現実逃避しつづけCOD BF2といったFPSメインでゲームをしながら特になにもない高校生活が過ぎ大学へ進学した。(何故か受かった)
大学に入りアニ研とサバゲーサークルに入るという人生で最もやってはいけない選択をみづからとる。女っけなどひとつもないのだ。なんなら学科も90人ほどいて女性は二人といった惨状である。そして最悪なのは大学2年の夏 出会ってはいけないゲーム”LOL”と出会う。
最初はいつもFPS(そのころはSF2)を一緒にやっていたメンバーが急にいなくなり何事かとおもったところLOLなるものを始めたというのだ。
FPS以外はクソゲーと思っていたのでまじで興味はなかったが今までの居場所であったFPSに知り合いが忽然と姿を消したのだ。
はじめるしかあるまい。
最初はまおかいをプレイしたがよくわからずAI初級・中級にも勝てず大の大学生5人がどうすれば勝てるんだと絶望した。調べてみるとジャングラーが普通はいるらしい。スマイトも開放していないのにお勧めされていたアムムをピック。無事死亡。
どうすれば勝てるねん。
ダメージが足らないんじゃないか?
全チャンピオン中最もトゥルーダメージのでかいウルトを持つキャラがいるとのこと。そうChogathだ。
Chogathを選んでプレイしたところそのころは理解していなかったがサステインの影響もあってかAIにも勝てるようになっていきChogathなしでは生きられない体となっていた。
初心者時代も終わりおびえながらランクに初めて出撃したところぼこぼこにされ無事最下層のブロンズへ配属される。
シルバー様の知り合いの知り合いに教えをいただいたり。
ゴールド様の意見を聞いてプレイを改善したり。
暇さえあればLOLをプレイしていた。
ランクを回すのは怖かったがなんとかシルバーにはなっていたとき
ゴールド1様より明らかに自分のほうが意見が正しいと思う意見を言われ
ただレートの差を前にぐうの根もでず。自分が正しい ということを証明するために また、初めて彼女ができたと思った矢先振られたフラストレーションからランクを毎日回し続けた
そのときはフィドルスティックスにはまっており初手でモビリティブーツを購入しひたすらにレーンガンクをするといったプレイをした。
2週間でプラチナ2 1か月でダイアモンドに到達した。
人生で初めてゲームという自分の居場所で自分となれた瞬間だった。
1か月前まではゴールドの人ってやっぱうまいな
自分ってゲームはやるけど全然うまくならないよな
何やってもダメ 初めて彼女ができたと思ったら消える
こんなことを思っていた人間がようやく人として認められた気がした。
大学を卒業したもののLOLしかしていなかったので大学院に落ちる
就活もしていなかったが現実逃避でLOLをした。
大学院受ける場合は就活するなと言われていたので周囲が内定式を終わったころ大学院からの不合格通知が来て1か月LOLをした。
高校は学費免除 大学は国公立 1年くらいは人生迷ってもしょうがないよね
そう思っていたが父親から働け 学費は出さない と死刑宣告
LOLOLOLOLOLOLOL
友人より諭されしぶしぶ就活担当の教授のもとへ欠穴をささげに行ったところたまたま企業の人事が来る予定があるとのこと。
就活なぞ1ミリもしていなかったので社会のいろはも知らないまま企業説明会。気づけば最終面接。
社畜時代の始まりである。
朝7時に起き出社は8時。帰るのは11時。土曜出勤当たり前。
前までは朝昼晩かまわずLOLをしていったのに締めアラムに参加できたらラッキーといったブラック社畜。
それでも世間的には良い職場周りも学歴が高い人が多い そういうプライドとこんな俺を拾ってくれた会社に感謝しないとと思って過ごしていたが
2年目にしてパワハラ気質のある上司にブちぎれ転職活動を開始。
1か月で転職活動を成功させ気づけばホワイト会社に入社となった。
今では8時起き9時出社18時あがりである。さらに給料も増えた。
ただ自由な時間があってもやるのはLOL。一時期タルコフとかもやっていたがやはりLOLに戻る。
LOLしかないのだ。
LOLやっててもしかたないよな
そう思いべつげーをやるが面白くないのだ。
気づけば30になると知り合いも結婚している人がちらほらでてき焦り始める。マッチングアプリに登録してみるも趣味にLOLアニメとか書いてる男一体誰が好きになるのか。
一般的にはいい会社で年収も高いはずだがマッチングしない。
ようやくマッチングしたとしてもまったく恋愛に発展しない
学生時代にろくな女性経験をつめていないアラサーに何ができるというのだ。
現実逃避にLOLをする。
LOLしか居場所はないのだ。
LOLだけは自分に居場所を与えてくれる。
しかし現実は非常である。
気づいたら昔一緒にLOLをやっていた人も一人一人とどこかへ行ってしまい知り合い経由で人口を増やしていた絡みも社会人になって増えるわけもなく
LOLすらも居場所を感じにくくなっているのだ。
30代になり結婚したりべつげーにいったり周りの人がする中で
それでもLOLしか居場所がないので今日もLOLをやり続ける。
なぜか最近LOLがはやりつつあるし何かLOLの交流を増やして
これからもLOLが居場所でありつづけられないか。
そう思いLOLしか居場所のない男は配信を始めるのであった。
ここまで読んでくれた人はありがとうございます。
NoteでLOLの記事かいている人がいると聞いてあまり読んでませんが
自分のどうにもできない感情を吐露することが吐露できればいいなと思い
長い自分語りを書きました。
初投稿なので拙くてすみません。多分あとで見返して恥ずかしくなって消します。
配信をこれからつけていこうと思うのでよかったら
一度チャンネルに来てくれると嬉しいです。
よかったら友達になってください。
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