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【映画感想】犬に名前をつける日


2015年公開

ドキュメンタリードラマの映画をみた。
殺処分を待つ犬たちや、
東日本大震災の時の原発周辺地域に取り残された動物。
そして、その動物に手を差し伸べ、全力で助けようと奮闘する人たち。

ペットショップの裏にある、
劣悪な環境のブリーダー。
それは、消費者がいる以上なくならない現実。

よくある、犬が主人公とかの
お涙ちょうだい系ではなく
そういうあれより
リアリティが強く、重かった。


悔しさと、切なさ
温かさと、優しさ


助かる命、助からない命
その尊さはなにも違わないのに。

殺処分、原発。
人間が作り出した法律や基準。

とてつもなく深い闇のような大きなものと、
とてつもなく綺麗に輝く大切ななにか。

ぐるぐるぐる

そんな映画。

犬は犬自身で決めることができない。
犬は人ともにいる。
犬を幸せにできるのは人。

人を幸せにするのも犬。

映画というメディアでみれて
自分にとって主体性のある問題として感じやすく
何か自分にもできることをしたい、と
今まで以上に強く思った。

見終わって、思わず
ベッドでスヤスヤ寝てる愛犬に
抱きつき、頬ずりし
犬独特の匂いをめいいっぱい吸う。
そして、寝てたのになに?と
迷惑そうな顔をされ
それもまた愛おしいと抱きつく。
そんな忘れたくない夜。

あなたとの時間、
未来は分からないけど
命ある限りわたしを温かくする。

愛しい寝姿

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