リースバックは人を救う!?おじいさんの末路
こんにちは
石倉です。
リースバッグみなさんご存知ですか?
簡単にいうと家を業者が購入させていただき、入居したまま賃貸借契約ができるというものです。
一見、持ち家がそのまま手放すことなく賃貸に切り替えができるととまとまった資金が手に入ることはメリットがあるように思います。
とあるおじいさんが相談に来られました。
来月までローンの支払いが持ちません。
滞納してしまうことになります。
助けてくださいと相談がありました。
もっと早くに言っていただければこちらも余裕を持って検討ができたのですが、なかなか思いつきもいいところですw
早速ですが不動産情報を見ると、立地条件がかなり良く、家は古いもののギリギリローン残高くらいでリースバックさせていただきました。
リースバッグは業者視点で言うとすぐには儲かりません。
めちゃくちゃ買い叩くことができればオーナーチェンジでもしてすぐに換金することもできるでしょうがなかなか人の心を持っておればそんなことはしづらいのも事実です。
オーナーチェンジの商談では以下のことを強く説明しました。
・市場価格よりもずいぶん安いこと
→業者が買った後にイチャモンをつけられることは多々ありますので先に念押しをしておきます。
・契約期間に縛りがあるケースがあります。
2〜3年と決められているケースもありますし、買い戻しをできるパターンもございます。買い戻しについても売却した時より高くなることがほとんどで、所有者はよほど事情がない限りはリースバックは考えたほうがいいですね。
年金もそれなりにもらえて、安定した収入があり、ひとまずはまとまった老後資金を受け取っておきたい人にとっては良い制度なのかもしれませんが不動産業者からするとおすすめはしませんw
私の対応したおじいさんは喜んでいましたが、仕事もできず年金暮らしのためこちらとしてはいろんなリスクがあります。まだ元気なようですが、、、
不動産業界は何かと不動産業界が得するようにできていますから、その辺りは見極めが必要です。
それらも伝えた上でお客様がリースバックを希望された場合は対応するようにしましょう。
不動産営業としてはリースバックはそこまで頑張る必要はありません。お客様が頑張ることですから。