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北海道からフェリーで旧日本領土に行った話

こんにちはー!太陽です☀️

今回はタイトルの通り、北海道から旧日本領土に行った時の話をさせていただきます!

それでは本日もよろしくお願いします!


北海道から行ける旧日本領土とはどこ?

勿体ぶらずに先に言います。
北海道から行ける旧日本領土は樺太(ロシア名だとサハリン)という大きな島です。
皆さんも、歴史の授業で樺太千島交換条約という言葉を聞いたことがあるんじゃないでしょうか?

現在は樺太のすべての領土がロシア領となっていますが、北緯50度以南の場所は1945年まで旧日本領土だった場所です。

1905年から1945年までは一部日本領土だった

そして、この島は日本最北端の街稚内からフェリーで行くことが可能でした。

ロマンありすぎ航路

現在は、ロシアとウクライナの戦争の影響で樺太には行くことはできなくなっています。
そのため、今回の旅の話は戦争が始まる前に訪れた時の話となります。

ちなみに僕が行ったのは、2018年でこの次の年(2019年)からは運航休止となってしまい、自称秘境マニアとして樺太に行けなくなったのは本当に残念です。

ロシアとウクライナの戦争が平和的に解決されることを心から願っています


という前提の元、スタート!!


国境の街稚内が面白すぎる!!

まず、樺太の話の前に稚内という街がめちゃくちゃ面白かったので先に紹介させてください。
稚内は北海道最北の街であり、日本最北の街でもあります。

そのため、最北アピールがとんでもないんです。
↓以下をご覧ください

最北端マック
最北端食堂
最北端自販機
最北端ガソリンスタンド


いや、流石に、、、
最北端アピールが多すぎる!!!

これだけアピールされると、最北端にいるということを嫌でも認識させられます笑
でも日本最北端って響き、ロマンがあって僕は好きです、、!!

そして!!!

一番面白いと感じたのがこちらです!!

お、、これは!?
ロシア語!!?


なんと稚内ではロシア語の看板が見られるのです!

イメージ的にロシアが隣の国というのは、本州に住んでると全く思わないですがここに来るとものすごく認識させられます、、

僕は、当時北海道でリゾートバイトをしていて、その契約が終了した後に北海道一周をしたのですが稚内に着いた時の達成感は凄かったです。
青森から北海道にフェリーで来た時もすごい感動したのに、さらにこの先にまだ行くことができて、その場所はもう日本じゃないということを実感しました。

さあ、それでは次の項目で樺太に行った時を振り返ります!!どうぞ!!


いざ!フェリーで樺太へ!

稚内には、稚内港国際旅客ターミナルがあるのでそこから乗りました!
フェリーからのルートだとコルサコフという樺太の港町に到着します。

↓以下旅客ターミナルとフェリーの写真です

今では、もう絶対に見られないだろうな
いくつか北海道と同じ都市名があるのが気になる
ロシアの都市名に改名されている

樺太は結構大きい島で北海道より若干小さいくらいの島です。
北海道の上にもう一個北海道があると思うと世界の大きさに驚く

ターミナル内で両替したロシアルーブル

現在、ウクライナ戦争の影響で日本はロシアから非友好国と認定されています。
このようなパンフレットも2度と手に入らない可能性があると思うと悲しいですね。。

小型フェリー

まさかのAKB

フェリーはかなり小型で乗客は僕含めて日本人が3人、ロシア人が一人でした。あまりの人のいなさに怖くなった思い出、、
さらに、このフェリーは揺れがすごくて初めて船酔いしました。

しかし、人生で初めてのフェリーでの国境越え!!
しかも日本から!!めちゃくちゃワクワクしていました!

日本の領土だった場所、そこはどんな場所なんだろうと樺太に思いを馳せていました。


樺太到着!色々周ってみる

そして、港街コルサコフに到着!!

遂に旧日本領土に上陸!!!!
すでにロシアなので気を引き締める

コルサコフは何もないので早々に、樺太(サハリン)の州都であるユジノサハリンスクに向かうことにしました。

これが噂の旧ソ連系の建物か

ユジノサハリンスクは日本領土だった時代は豊原と呼ばれていた都市で、日本時代の建物が現存する大変興味深い街です。
それでは次の項目からはユジノサハリンスクに焦点を当てて色々紹介していきます!


樺太の中心都市であるユジノサハリンスクはどんな街並み?

コルサコフからのバスに乗るとユジノサハリンスク中心の駅前に到着しました!
駅前はこんな感じです↓

日本車多い

そして、駅のすぐ近くにはソ連建国の父レーニンの銅像がありました。
今の所、全く日本領土だった感はない、、

革命を2回起こしソビエト連邦を建国した

そのあとは少し市街地を探索してみた。

あれ、意外といい感じの街!?
コンビニ的なやつかな?
ロシア系はもちろん、アジア系も結構いた
なんか平和な雰囲気
めっちゃいい街

忘れてはいけないのがこの街は稚内からフェリーで4時間程度で来れる場所ですが、写真を見ても分かる通りもう完全にロシアです

ただ、アジア人も多かった街なので目立つことがあまりなくのんびりできる場所ではあります。

もし、今も日本領土だったら北海道からの観光客が来てさらに発展してたんじゃないかと勝手に思ってしまいます。。


サハリン州立歴史博物館

こちらの建物は日本領土時代は樺太庁博物館で現在はユジノサハリンスクの博物館として運営されています。

やっとここは日本領土だったと実感
北緯50度線の国境にあった石碑

昔は日本にも陸路での国境があったと思うとなんだか不思議な気持ちになります。
個人的に陸路で国境を越えるのは大好きなので日本でもやってみたかった

他はほとんどが動物の剥製が多かったので割愛します笑


ユジノサハリンスク唯一の観光スポット!?

ロシア正教会の建物で極東ロシアで一番大きい教会のようです。

外観格好いい

中には入らなかったのですが、外観だけでも満足してしまうほど美しかったです!

ただ、ユジノサハリンスクで観光する場所はここくらいなので少し物足りない印象、、、


ロシア飯

ボルシチ
ピロシキ?
ペリメニ

ロシア飯は可もなく不可もなくという感じで特別美味しいというものはなかったです。。
ロシアの人ごめんなさい。。

ただ、癖がなく食べやすい料理が多いので日本人のほとんどは口に合うかと思います。
日本にもロシア料理店はいっぱいあると思うので機会があったらぜひ食べてみてください!


まとめ

今回は旧日本領土である樺太を紹介させていただきました!
行ったことがあるという人はかなり少ないのではないでしょうか?

樺太は有名なものがあるわけではなく、ロシアの田舎町のような場所です。
しかし、歴史的なことを考えるとやはり行かずにはいられないと思い、実際行ってみたらロシア人の印象がガラリと変わりました。

スーパーで買い物に行ったら、サービスでチョコレートをくれたり、道に迷って人に聞いてみたら親切に教えてくれたりと感動する場面にたくさん遭遇しました。

ロシアのイメージは現在の戦争の影響でかなり悪くと思っています。
ただ、僕の中でロシアに対するイメージが大きく変わったという意味で本当に行って良かった場所の一つです。

今は、ロシア自体に訪れるのが難しくなっていますが、今回の記事で少しでも樺太について学ぶことができたなら幸いです!

それでは木曜担当ゆうなさんにバトンタッチ!
また来週〜👋

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