【特集|GKのデザイン】災害に備えるデザイン
今回はGKデザイン特集として、GKがこれまでデザインした、災害に対し「備え・伝え・学び・守るデザイン」の一部をご紹介いたします。
1. 緊急時に こころを守り 環境を整える デザイン
災害時被災者の多くは日常生活から切り離され、不自由でプライバシーの無い避難生活を余儀なくされている現状があります。GKでは、周辺環境をコントロールし被災者の心のサポートをするための、日頃から使え非常にも転用できる空間装置や発電装置など環境を整えるデザインを手掛けています。
■ QS-P(高機能簡易パーティションシステム)
QS-P(高機能簡易パーティションシステム)熊本赤十字病院、GK設計、川上産業の共同で開発しました、容易に組立と展開が可能な、一定品質のプライバシーの確保と清潔な環境の提供する、高機能簡易パーティションシステムです。
2. 日常から わかりやすく伝え 楽しく学ぶ デザイン
災害において重要なことは、日頃から災害時に対する知識を蓄え、もしもの時のために訓練をすることです。GKでは、情報を整理し、モノの本質を理解し、啓発や避難誘導、災害対策の知識をわかりやすく伝え、楽しく学ぶことができるデザインを手掛けています。
まとめ
災害時に一番蔑ろにされやすい「心のケア」や災害に対する「備えや教育」は、デザインの力によってよりわかりやすく・自然に伝えることとができます。それは、一見複雑で難しく見えるものでも、情報を整理し、そのモノの本質を理解し、ほんの少し視点を変えることで見え方が変わり誰にでもあたりまえのように使えるものになります。
今回は災害に備えるデザインをご紹介しましたが、災害のような緊急時には、特に訓練や周知による反復性や現場の柔軟な対応による即時性が求められるため、デザインによるサポートが重要になると考えています。(磯部孝文)
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