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新しい組織に入った時にやるべき12個のこと

こんにちは。
とあるメガベンチャーで某エンタメアプリのマーケティング責任者をしているサイトウといいます。

今までマーケティングに関するnoteが多かったのですが、今回は初めて、「働き方」に関するnoteを書こうと思います。

さて、個人的な話になりますが、私自身今年の1月に部署を異動し、新しいアプリサービスのマーケティングを担当することになりました。

今回はその時に意識していたことをまとめて、新しい組織に入ったときにするべきこと/してよかったことをお伝えできればと思います。

サマリ

結論からお伝えすると、下記の12個の内容です。

1)情報収集
①あらゆるチームの人に話を聞く
②サービスを触る、感想をメモする
③ユーザーに会う
④サービスの「コアバリュー」を理解する
⑤各種KPIを眺める
⑥競合を知る
2)仕事への向き合い方
⑦Will/Can/Mustを整理する
⑧点ではなく構造で理解する癖をつける
⑨思い込みの解釈をせず、やりすぎな程確認する
⑩小さくてもいいからまずは成果を残す
3)組織への向き合い方
⑪ランチに行く/飲みに行く/雑談をする
⑫新しい組織の違和感は全てメモ

一つ一つ説明していきます。

1)情報収集

まずすべきことは当然ですが情報収集です。その中でも重要なポイントを6つ紹介できればと思います。

①あらゆるチームの人に話を聞く
これは非常に重要だと思っています。自分のチームの人だけでなく、実際の業務では関わらないあらゆるチームの人に話を聞きに行きましょう。
聞く内容としては、

・その人の業務内容
・その人が思う課題
・その人がしたいけど出来ていない内容

の3つを大きく聞くのが良いと思います。
いろんなチームの人の口から生の声を聴くことで、その事業をいろんな角度から見ることができ、立体的な理解が出来ると思います。

初めましてチケットは一度きりなので、使わない方が損です。

②サービスを触る、感想をメモする
当たり前ですが徹底的に行いましょう。
特に重要なのは、「感想をメモする」ことだと思います。
本当の意味で新規ユーザー目線になれるのは最初だけなので、少しでも違和感を感じたことや、サービスを触ったときの定性的な感情まで、徹底的にメモをすることをお勧めします。

③ユーザーに会う
とにかくユーザーに会いまくりましょう。
ユーザーがどういう顔をしていて、普段何をしていて、どういう考え方をしているのかを、完ぺきに理解できるまで会い続けることが重要だと思います。

深さだけでなく、コアユーザー、初期ユーザー、離脱ユーザーなど、様々なカテゴリのユーザーと会う「幅」も重要です。


④サービスの「コアバリュー」を理解する
これは最初のうちにやっておくと後々効いてくるので必ず徹底的に行っておきたいです。
ただの業務内容だけでなく、そのサービスが本質的に世の中に与えたい価値を、完全に理解しきるまで理解しましょう。
これをすることにより、今後考える施策自体の筋の良さが大きく変わってくるはずです。

⑤各種KPIを眺める
当たり前のように行いましょう。
・そのチームはKPIをどこに定めているのか?それは何故か?
・KPIの内好調なもの/不調なものは何か?それは何故か?
など、俯瞰して眺めてみることが重要です。

⑥競合を知る
こちらも最初のうちに徹底的に行っておきたいです。
3C分析、4P分析など、王道のフレームワークに沿って言語化することがお勧めです。

2)仕事への向き合い方

新しい組織に入ったときは事故も起きやすいですし、自分のことをほとんどの人は知らないわけですから連携も取りづらいです。仕事への向き合い方として重要なポイントを4つ紹介します。


⑦Will/Can/Mustを整理する
有名な考え方ですが、「やりたいこと/できること/やらなければならないこと」をまず最初に整理することは非常に重要です。

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またこれは整理するだけでなく、これを考えた上で上司に自分の立ち位置や業務について合意をとることが非常に重要です。

合意をとることで、間違った方向に進まずに求められている成果に向き合うことが可能になります。

⑧点ではなく構造で理解する癖をつける

新しい組織に入ると、既存業務を引き継ぐことから始めることが多いかもしれません。
その時に、思考停止で作業を行うのではなく、「この作業がどういう背景で行われているのか」「この作業をすると次は誰が何をするのか」「この作業は最終的にどう売上に貢献するのか」をきちんと理解する癖をつけることが重要です。

有名な話で、「石を運んでいる人」の話があります。

石を運んでいる人がいます。
その人に
「あなたは今何をしているのですか?」と尋ねました。
すると、一人目は、
「石を運んでいます。」 と答えました。
二人目は、
「石垣を作っています。そのために石を運んでいます。」
そして、三人目はこう答えました。 
「城を作っているんです。今は石垣を作っているので石垣になる石を運んでいるんですよ。」と。

きちんと構造的に理解する人は、本質的に動くことができるのでミスも減りますし、成果に繋げることが出来やすいです。

⑨思い込みの解釈をせず、やりすぎな程確認する

新しい業務をするときは事故が起こりやすいです。それはやはり前述したように構造的に理解していないことも原因ですし、そもそも初めての作業をするときはミスをする確率が高いのは当然です。

そうした時に一つ気を付けておきたいのは、「思い込みの解釈をしないこと」です。

「あの人が言っていたのはこういう意味だろう」
「この作業はこういう理由でやっているんだろう」

このように思い込みをしてしまうと、自然と齟齬が出てきて、結果的に大事故に繋がりかねません。

最初こそ、聞きすぎかも?と思うくらい周りの人に確認を徹底しましょう。

⑩小さくてもいいからまずは成果を残す

個人的に非常に重要と感じる項目です。
新しい組織にジョインした時に、どんなに小さくてもいいからまずは得意分野で成果を出しましょう。

成果を少しでも出せば、周りが自分を見る目も変わってきます。

ポイントは、小さくてもいいから「出来るだけ早く」成果を残すことです。

また、「自分は新卒だから成果なんて出せないよ」という方は、決して売り上げに貢献することに固執する必要はありません。

例えば毎日誰よりも早く出勤する、毎日日報で学びを誰よりも言語化する、そんな些細なことでもいいので、「こいつ頑張ってるな」という片りんを少しでも出し続けることが重要です。

自分が働きやすくなるためにも、早めに周りにポジティブな印象を与えるセルフブランディングを意識しましょう。

3)組織への向き合い方

最後は組織への向き合い方です。組織は大きければ大きいほど複雑で、旧態依然としているものです。そんな組織に対する向き合い方のポイントを2つだけ紹介します。


⑪ランチに行く/飲みに行く/雑談をする

結局は「人」と仕事をするのですから、これは非常に重要です。

業務から切り離された空間で雑談をしてその人のひととなりがわかることによって、翌日以降の業務は格段にしやすくなるはずです。

時間が経てば経つほど、ランチなどにも誘いにくくなってしまうと思うので、組織に配属されて1カ月は積極的に誘ったり、誘われた場合は参加するようにしましょう。

⑫新しい組織の違和感は全てメモ

前述したように、組織は大きければ大きいほど複雑で、旧態依然としています。
そして恐ろしいのは、既存のメンバーは旧態依然とした非効率な作業に気づきにくいということです。

「これ無駄かも?」「これ間違ってるのでは?」そう思ったことは全てメモして、来るべきタイミングでしっかりと提案が出来るように控えておきましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?

4月に大きな組織移動があった会社も多かったと思いますが、今回お伝えした12個のポイントのうち、自分ができていなかった、と思うポイントは是非やってみてください。

皆さんが新しい組織で少しでも早く結果が出せればと思います。

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