8年
君がいなくなってもうすぐ8年が経つ。8年。8年!!
私と君が過ごした時間は2年に満たない。
君がいなくなってから過ぎた時間は、一緒に過ごした時間を4回は繰り返せる。(繰り返したかった)
悔しいもので記憶は薄れてしまうけれど。
でも君といつも行っていた居酒屋の床がベタついてたとか。
何を頼んでいたか。とか君のおでこや、胸のへこみのことなどはちゃんと覚えてる。
死なずに時を過ごすというのはこういうことなのだと無駄に痛感したりする。私はあの時より老けた。
いつになってもあんたに話したいことは無くならないし、いつだって会いたい。夢に出てくることもあるけど、出てくるなら毎日出てきてくれないだろうか。
あんたを失ったこと以上の不幸はもうないと思って、生きていれば誰でもいいと適当に結婚したけど。うまくいくわけがなかった。生きているだけではダメだった。
ついに生きることに欲が出たんだね。
知っているだろうが泥沼裁判中。
笑っておくれよ。酒の肴にして笑いたいよ。
とんでもないくじ引いてしまった。
でも、それでも、あいつは生きてるんだよ。
なんでそっちが。とか不謹慎に思うことだってあるけど、でも、何度でもいう。どんな形でも生きていてほしかった。
私の願いだけれど。ボロクソに振られたっていい。おまえ最低だ!と思わせてほしかった。何度でもいう、どんな形でも生きていてほしかった。
きみのご家族に出会うことができなかったとしても、きみが生きてるならそれでいい。
君とお父さんとお母さんとお姉ちゃんとお兄ちゃんと妹ちゃんが幸せに生きていてくれればなんでもいい。
私はきみの家族が故郷が大好きです。
きみがいて、きみの家族に会いたかった。
実際はきみの故郷にきみの家族に会いに行った時はもうきみはいなかった。
この辛く悲しい感情は何年経っても変わらないんだわ。なんとかしてくれよ。愛してる。
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