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技術科の授業案を公開します【はじめに読んでほしい】
こんにちは御犬です。現役中学校技術科教員です。
1.はじめに / なんの記事?
このnoteサイトを立ち上げようと思った理由についての記事である。
2.技術科の授業案の情報が少なすぎる問題
このページを見ている人の大抵は中学校技術科教員ではないだろうか。そしてこう思っていないだろうか。
「技術科の授業案ほしいけど全然ねえ!…」
インターネットで「技術科 授業案」と検索しても全然出てこないし、出てきたとしても納得いくものがない、もしくは古い。「他の先生はどんな授業をしているのだろう」と思っても、近場の研究会の集まり程度でしか授業の共有ができない…
私自身、2010年から中学校技術科の教員として仕事を始め、担任、部活とかなり熱を込めながらも何よりも授業に最も重きを置いてきた。2年目からは学びの共同体の集まりにかなり参加し、自分の地域でも学びの会を立ち上げて休日に研修会を開いたりもしてきた。
しかしながら、やはり感じたのは、”技術科”の授業案の少なさである。
私的な事情により一度教員を離れたが、結局他の教員と関わることが多く、また教員に戻りたいと思った(思ってしまった)私が考えたことは、
「学習指導要領が変わった時期でもあるし、一度非常勤講師をして授業に専念してみようか」「今の自分なら困っている技術科教員のために授業案を公開できるのではないか?」
ということである。
3.技術科の授業案がネットに少ない理由→私なりの解決方法
【理由1】中学校教員の絶望的な忙しさ
→非常勤講師で授業にどっぷり集中できる。
【理由2】案をWeb公開する技能に乏しい
→高校情報科卒かつ趣味でHTML、WordPress、PHP、JavaScript等のWeb関係の仕様については一通り学んでいるし使えるので問題なし。
【理由3】授業案が子どもに見られるとオチがバレて本末転倒
→noteで有料記事にすることで流石に見られない。
【理由4】副業扱いになって懲戒処分怖い
→非常勤なのでOK
4.今こそ技術科の授業案を共有すべき理由
①今回の学習指導要領改定で技術科の内容が大きく変わった
技術科が他の教科と圧倒的に違うところは、学習指導要領が変わるときに内容もガラッと変わることである。おかげで課題というレベルではなく、そもそもの概念から変える必要が出てくる。材料加工、生物育成、エネルギー変換、情報の各分野で「問題の解決」という内容が加えられ、よく話題になっている「ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツのプログラミングの問題解決」や、「作物の栽培,動物の飼育及び水産生物の栽培のいずれも扱うこと」など、個人で考えるには難しいことが多い。
→続きは別記事予定
それに加え、昨今、主体的・共同的・対話的な授業が(ようやく)取り入れられ、それにともない授業の内容も大きく変化させなければならない。共有課題、JUMP課題を共有するだけでもかなり授業の組み立てが楽になるはずである。
→続きは別記事予定
②分野ごとの得意・不得意の埋め合い
そうでなくても、技術科という教科の特性上、各先生が得意・不得意による差が激しい。昔の技術科では「情報」という科目がなかったというように、そもそも若手と年配の先生では学んでいることが全然違う。ここを埋めるためにも積極的にそれぞれが得意な分野を共有すべきである。ちなみに私の得意分野は情報、苦手分野は生物育成。うちの親、養殖業なんですけどね…。
5.おわりに
子どもに問題解決とか言ってるなら大人も問題解決しなきゃ。
ということでこれから授業案や、それに関連するであろうネタや発見も記していけたらなと思います。ちなみに得意とするWordPressでやらないのは単純にサーバーやドメインの費用の問題とnoteを使ってみたかったという好奇心からです。
技術科に限らず、学びのスタイル、学びの共同体(少し自己流)についても記していきますのでフォローよろしくお願いします。