【情報】ipodを選ぼう:情報量の単位を学ぶ【技術科 授業案】
こんにちはoinuです。現役技術科教員です。
1.はじめに/なんの記事?
技術科の授業案を公開します。
今回は情報分野の「情報量の単位」です。iPhoneの購入を実際に行う想定で、64GB、128GB、256GBのどれを選ぶのが自分にとっていいのかを問題提起とし、単位、単位変換、各種データのおおよその大きさについて学びます。
※b(ビット)についてはこの授業ではやりません。
2.学習指導要領の位置付け
D 情報の技術 (1) 生活や社会を支える情報の技術
ア 情報の表現の特性等の原理・法則と基礎的な技術の仕組み
情報の表現,記録,計算
3.授業デザイン
テーマ
iPhoneを選ぼう!
目標
・情報量の単位であるB、KB、MB、GB、TB、PBを理解する。
・情報量の単位を1000倍単位で計算、変換できるようになる。(100000B→100KB→0.1MB等)
・以下のデータがおおよそどの程度の大きさになるのかを知る。
音楽データ(320kbps5分)、
画像データ(iPhone標準カメラ撮影1枚)、
動画データ(iPhone標準カメラ撮影1分)
準備物
教科書 PC 生徒用タブレット スライド ワークシート iPhoneやモックできるだけ
授業内容
●スライドでapple、iPod、iPhoneの歴史について聞く。
(→購入意欲がでるようにiPhoneの良さを語る。できる限り過去の実機を多く見せたい。)
●iPhoneの購入画面にて容量を選択できるところまでいく。
(→実際にPCや生徒タブレットでappleのサイトへアクセスし、iPhoneの購入画面まで見せる。)
●【共有課題】
「GBってどのくらい?!情報量の単位を調べてiPhoneの容量を決めよう!」
(ワークシート配布)
①自分が2年間で保存しそうな写真、動画、曲の量を考えて書き出す。
②教科書の目次から「情報量の単位」のページを調べて、ワークシートの単位変換に関する簡単な問題を解く。
③画像、曲、動画のデータを実際に撮るなどして作成し、再生するなどしながらデータ量を確認し、おおよその、写真1枚、曲5分、動画1分の容量を決める(→クラス全体で統一する。iPhone13であれば、おそらく写真4MB、曲10MB、動画200MB程度になるはず。)
④ [①で決めた自分が使う数]×[③のデータ量MB]で計算する。教師が準備した有名アプリデータの大きさが書いてある用紙や画面を見てアプリの分を追加してから、MBをGBに変換し、自分が使うデータ量を導き出す。
⑤カタログ等を見てiPhoneの色や容量を決める。
●【JUMP課題】
「今回の[iPhoneの動画1分]と同じデータ容量にするためには、メモ帳でアルファベットを何文字打てばいいのだろうか…?」
実際にWindowsでメモ帳を知らいてアルファベットを打って保存し、データの容量を調べる。
●豆知識
EB ZB YBについても触れる。PCのストレージは1TB程度であること、GoogleDriveやOneDrive等は個人で1TB契約できることから、GoogleやMicrosoftはとんでもない容量の保存場所があることなどにも触れる。
スライド
【後日
ワークシート
【後日