かこわれていたい。
やっと自分自身と和解をして、
見直しの段階に入っているのに、
祖母との時間を潰した後悔が時折押し寄せる。
家族から逃げていた時期
祖母から逃げる必要はなかった。
苦しめられたことはないのに。
高校時代出て行けと言われ、家出したときも助けてもらったのに。
いつも心配をかけていた。
どんな時も受け入れようとしていてくれていた。
毎年、
夏には桃と素麺
冬には林檎
そして美味しいもつ煮を用意してくれた。
居候した時には、毎食用意してくれた。
煙草吸うことに気づいて、灰皿まで用意してくれたり。
優しさと気遣いの塊だった。
ごめんね、安定した生活をしている姿を見せられなくて。
苦しいのか、悔しいのかわからない。
また心の中の私はごめんなさいと唱え続けている様だ。
小さい、体育座りをして俯いたわたしは
もういない。
ただ暗闇で棒立ちになった今のわたしがいる。