AGAの治療2(毛量アップ)
AGAの治療(毛量の改善)
治療の続きですがAGAを治療したい方にとって一番の望みはやはり毛量アップです。TVCMなどでも「発毛」とか「生える」という言葉をよく耳にします。(重要なのはやはり症状出現の原因を抑える方だとは思いますが…)
現在世界的にも効果が認められている発毛・育毛剤がミノキシジルです。国内ではリアップが先発品として認可されていますが後発品(ジェネリック)としスカルプDなど複数の薬があります。
日本皮膚科学会が出しているAGA治療ガイドラインというものがあってそこでは推奨度A(行うよう強く勧める)としてミノキシジル外用は記載されています。
ちなみに推奨度Aの治療は他にはフィナステリドの内服とデュタステリドの内服のみです。
ですからガイドライン的に言うとフィナステリドを内服してミノキシジルを塗っていれば最良の治療ですよとなるのです。
ところがこの治療方法が上手く続けられない方が多いようです。1日2回、頭皮に塗るというのが使用法ですが、やはり結構手間になってしまうようです。(私も試しましたが頭皮につかずに髪についてしまい結構ギトギトに…)
AGAクリニックなどでの広告で半年で改善!というのを見るととても魅力的ですよね。中には本当なのか?とか超高額の治療じゃないのか?と疑う方もいるとは思いますが、あれは本当です。そして大抵は超高額ではありません(月額1万円を超えない程度)。但しガイドラインでは否定されているリスクを伴う治療ということを理解しておかないと後で大変な目に合うかも知れません。
その肝心の治療ですが、フィナステリド(またはデュタステリド)+ミノキシジルタブレットの内服です。
ミノキシジルタブレットは日本皮膚科学会のガイドラインではD(行うべきではない)と評価されているのですが、効果が出てしまうので服用する方はとても多いです。
効果があるのになぜ推奨度Dなのか。その部分を理解して、自己責任において、試すのならアリかと思っています。(次に書きます。)ちなみに頭皮に注射する治療法もありますが効果がないとは言いませんが… コスパは悪いです。高額な治療だから効果も大きいとは限りません。ビフォアフターの比較画像などもありますが、大抵先に書いたミノキシジルの内服も行っているのですよね。
効果とリスクとコスパを総合的に比較して治療選択は行うべきでしょう。