【症例③】結婚を考えた社会人の彼氏-K氏

出会いは友人が開催した合コンだった。ここまで見事に見た目がストライクな人がいるのか、というくらいドストライクだった。未だに彼を超えられる男前の彼氏はいない。

彼は2歳上で某大手金融機関の子会社に勤めていた。結論から言うと、2年ほど交際して、ふとした瞬間に冷めて別れた。今っぽく言うと蛙化である。

当時は結婚も考えていたし、精神的にも安定してすごくいい彼氏だった。
私の趣味にもだいぶ付き合ってくれたし、会社の飲み会で潰れた時はわざわざ迎えにきて介抱してくれたり、今までの歴代の中では「付き合ってる」ぽいことをしていたと思う。

ただ、なんとなく引っかかるところがあって、それが私にとってだいぶ大事なファクターだった。マックスファクター。

当時不動産で営業をしていた私は数字に苦しんでおり、辞めたいという気持ちがかなり強かった。「会社やめようかなー」と言う度に「辞めちゃだめだよ」と何度も強く止められたのを覚えている。

他にもいくつか、金銭関係でモヤつく場面があった。

今振り返ると、彼は自分のやりたいことをやって適当に稼ぎつつ、自分より稼ぐ嫁が欲しくて、ちょうど私がタイミングよく現れたのである。結局私はそのあと会社を辞めているので、もし結婚していた場合は彼にとって想定外だったであろう。ざまーみろだ。

男でも、女の財布目当てに一緒になろうとする輩はいるのだ。怖い。というかお互い様やな。すまんな男たち。

ps.最近彼の名前を検索したら写真とともに社名と役職を見つけ、【社名 役職 年収】で検索したところ、私の方が勝っていた。せいせいするぜ。ちなみにいまだに男前ではあった。ちっ


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