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初詣

私は11年連続、365日、1日も欠かさずに日記を書いている。

日記の楽しさは日々を記録することだが、1番の私の楽しみ方はこれだ。
1年前の今日、2年前の今日、3年前の今日…と、過去の自分が同じ日に考えていたことを見て比較することが私の楽しみ方なのだ。

ちょうど1年前の今日も、初詣に行っているわけだが、
①海外転勤
②希望の学校に異動すること
この2つを目標(願い)として日記に記していた。

②希望校への異動に関しては、幸い叶えることができた。
1年前は異動したくてたまらなかった。自分の力を発揮できるところはもっと他にある。と必死になって面接対策をしていたことを思い出す。

①海外転勤に関しては、試験に落ちてしまい、叶えることができなかった。

でも、1年後の今、自分にとって海外転勤は1番ではなくなった。
去年は喉から手が出るほどほしかった、常に頭の中にあったことだったが、今では優先順位が落ちている。

英語の勉強、ICTの勉強など、他に勉強したいことがたくさんできたし、海外に行くのは今である必要はないという考えに変わった。

1年もあると、自分の願いや、やりたいことは変わっていく。

今年日記に記した英語の習得だって、もしかしたら1年後は、自分にとって1番ではないかもしれない。

20代という、後戻りのできないこの時間。
1年1年、やりたいこと、成し遂げたいことが変わっていく。

今は必死になってやっていることが、1年後には関心がなくなっているかもしれないし、反対により熱中していることかもしれない。

来年の今日、私は日記になんと記すだろうか。
高校2年生から始めた日記は、今年で12年目を迎える。

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