「脱ステロイド後の療養生活 ⑧」

昨日、一ヶ月ぶりに受診してきました。だいぶ良くなってから2週間おきに受診していたのを3週間に伸ばしていただきました。お盆休みを挟んでいたので一ヶ月開いてしまいました。

ステロイドを勝手にやめてから約10ヶ月が経ちました。今の主治医にかかるようになってからは約半年経ちました。今では眠剤も痒み止めも服用せず、皮膚の再生を促すビタミン剤だけを服用しています。私の主治医は薬は減らす方向で指導されている先生なので、「この薬はもういらないです」と言うと快く聞いてくれます。

身体の状態は7~8割ほど回復した感じです。太ももと足の甲はまだ痒くて、かさぶた、湿疹がたくさんあります。それでも当初の酷かった時に比べると、ジュクジュクや発作的な猛烈な痒みもなくなって、今では普通に生活できるようになりました。痒くて眠れない日がほとんどでしたが、最近は眠剤がなくても何とか眠れるようになりました。眠剤も依存になりやすいので、早めにやめました。今のように極端に暑くて汗が出ると、身体のあちこちがチクチクシカシカして痒くなります。現在の身体の状態はこんな感じです。

一ヶ月ぶりに主治医の先生に会って、上半身、下半身を見せると、「細菌感染もないし、快方に向かっていますよ。よくここまで頑張ったね」と言われました。入浴について浴槽に浸かっていいか尋ねると、「浴槽に浸かるのは10月くらいまではやめたほうがいいね。熱い風呂に入るとまた痒くなるから、それまではシャワーで軽く手でさすって洗い流してください。またぶり返すこともあるから油断してはいけないよ」と。なるほど納得です。

首の回りや手の甲がガサガサでボロボロだったのが、すっかり綺麗になって、全体的に皮膚が分厚く丈夫になって、少々掻いても全然傷にならないことを伝えました。
「あなたは治るの早いほうですよ。治るのが遅い人は汁がなかなか止まらないからねぇ」
「そうなんですか!?もっと酷い人もいるんですよね?そういう人は入院になるのですか?」
「汁が止まらない人はタンパク質が圧倒的に足りてない人と、あと、傷口をよく水に濡らしている人(かさぶたになかなかならない)。あんまり酷いとそういう人は入院になるかな」
(だから先生は、受診するたびにタンパク質タンパク質と言っていたんだな・・水に濡らすなとも言ってた)
先生には本当に感謝しかない。何度もお礼を言って医院を出た。

それにしても、あの酷かった昨年12月~今年3月くらいをよく乗り越えられたものだと自分でも感心した。本当に肉体的にも精神的にも追い詰められていた。毎日が苦痛と地獄で憂鬱な日々だった。
しかし、今になってつい半年ほど前のことなのに、自分の身体のあまりにも酷かったあの悲惨な皮膚の状態が頭の中で映像として思い出せない。

痛くて痒くて辛くて、精神的に死にそうになっていた時に、声を荒げて毎日のように歌を歌っていた。自分で自分を一生懸命励ましていたあの日が懐かしい。私の身体、頑張って治ってくれてありがとう。