「党首だけが大人気。新しい政党を作ったところで国が変わるのか?」

個人的な話で恐縮ですが、私は自己顕示欲の強い人が好きではありません。自分の話を持ち上げて言う人です。私はこんなことをやっている、こんなこともやっている。謙虚に振る舞いつつ、自分はすごいのだと遠回しに言っているような人です。私はこういう人が嫌いです。謙虚さは表面的で、あからさまに自分で自分を持ち上げているのが何となく解ります。仕事や事業で実績はあっても尊敬しません。はっきり言って嫌いです。

もう一つ付け加えると、同じことを繰り返し何度も言うことです。ある意味洗脳です。最初は解りません。でも、ずっとその人の話を聞いていると、耳にタコができます。耳障りになってきます。同じ言葉や同じ表現を何度も何度も繰り返します。こんなの洗脳じゃないかと思いたくなります。テレビのCMとやっていることは同じです。ものすごく癪に障ります。そう思いませんか?

みんなに気に入られようと、あだ名で語ってみたり、おかしな表情をしてみたりします。ウケ狙いのような感じがしてウンザリします。対談動画でゲストを招きますが、ほとんど自分で喋っていて、ゲストが話す時間は少ないです。対談の意味がありません。私はゲストの意見をもっと聞きたいです。
自己顕示欲がすごく表に現れています。とにかく自分の意見を表明したい。そればかりです。そう思いませんか?聞いていて疲れます。知識は豊富だと思いますが、視聴者的にはついて行けません。自分はスゴイでしょ?スゴイでしょ?と言っているようなものです。

新しく政党を起ち上げたとしても、所詮人気取りに過ぎません。党首が人気あるだけで、それに付いてくる人は党首のような人気も知識も学もありません。それで国政で戦おうと思っても結局は支持されません。れいわは山本太郎氏、国民民主は玉木氏、参政党は神谷氏、日本保守党は百田氏と有本氏、そうやって党首だけが人気があって、結局は人気取りなだけでだんだん支持者はバカバカしくなって離れて行くだけだと思います。誠真会も同じだと思います。今は盛り上がっていても、一年二年とその盛り上がりを維持できるのか疑問です。結局は他の政党と同じことになると思います。

参政党から締め出されて、自分で新政党を起ち上げたとしても、各県の選挙区に立候補する人間のほとんどは党首ほど目立ちませんし、アイデンティティがある人間はいません。そして党のやり方や規則について行けない人間が出てきて、離脱者や分裂も起きると思います。

一つの政党になると一つの組織になります。組織になると、内部で摩擦や分裂が起きます。どれだけ高尚なことを語っていても、必ず摩擦が生まれると思います。「政党政治」というものはこれから通用しなくなってくると思います。国が運営する政治と同じくピラミッド型のヒエラルキーだからです。宗教も政党政治も皆同じです。大きな組織になればなるほど崩壊すると思います。はっきり言って、現代はこういうことに情熱を注ぐ古い昭和のような時代ではないと思っています。

自民党や立憲民主党を見ても、同じ政党に所属していながら、内部は敵だらけという有様です。こっちでアクセルを踏んでいるのに、向こうではブレーキをかけている、そういうくだらないことをいつもやっている。組織の考えがまったく一つにまとまってなくて逆に歪みまくっている。そんな歪んだ組織ばかりが国をあっちに引っ張り、こっちに引っ張りしている。同じことの繰り返しでいつまで経っても何も変わらない。くだらない「政治ごっこ」に振り回されて、疲弊するのはいつも庶民ばかり。
私はそんなふうに思っている次第です。私が日頃素直に思っていることをそのままを書きました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。