仕事内容を正当に評価してもらえる環境に移るための3ステップ
こんにちは!今日もキャリアについて書こうと思います。今回の内容は「正当に評価されていないならば、評価してくれる環境に移る判断」について書きたいと思います。
読者の皆様に質問です!
職場でご自身の業務が正当に評価されていると思いますか?
「はい」と答えた人はきっと今の仕事内容が天職で、いい仲間・環境で仕事できているのだと思います。
「いいえ」と答えた方はひょっとしたら、同じ業務でも違う会社に行ったら評価のされ方が変わって人付き合いや労働環境、給与などが改善されてより適正なキャリアに進められる可能性があるかもしれません。
例えば、中学生を例に出します。中学校の頃にテストの点数がAさんが100点満点中80点を取っていたのに内申点が3、Bさんがテストの点数が50点だったのに内申点が4貰えていたみたいに、テストの点数と内申点が釣り合っていない事象が起きていたことって身近にありませんでしたか?Aさんのことを「あ、それ私だ」って自覚している人もいらっしゃるかもしれません。例えばこれが学校を変えることによって絶対評価が相対評価に変わって、Aさんのようなテストの高い点数の人が内申点をもらえるようになる可能性が上がるのであれば、転校した方がよりいい高校に進学できる可能性があったかもしれないですよね。また、先生によって授業中の態度やイメージに比重を置いている人から、数値重視に置いた人に代わってくれるのであれば、Aさんにとってそっちの方が相性がいいって感じますよね。
社会に出てからもこれは同様のことが起きます。上司がどういう人を優秀と見なすのか、周りの人はあなたの仕事のスタイルに共感してくれているのかなど常にあらゆる人から評価されるのが社会です。自分自身を形成するのは他人の評価なので、いかに自分の仕事の向き合い方に共感してくれて、自分の強みを正当に評価してくれる人と一緒に働くかが、社会生活では肝になります。
極端な話ですが、例えばカスタマーサポートセンターで働いているCさんが、1ヶ月ノークレームで業務を終了したとします。しかし、会社や上司が営業至上主義の会社でどれだけ金額を稼いだかが評価に直結するという仕組みになっていれば、Cさんは正当に評価されていない可能性があります。そこで、既存顧客対応を着実にこなすことが長期的な売上につながるという理念を大事にしている会社のカスタマーサポートセンターにCさんが転職することで正当な評価を得られて給与があがるかもしれません。
ここまでの話で「ごくごく当たり前のことじゃん」「よくある話じゃん」って思われた方もいらっしゃるかもしれません。そこで、「だけど実際に行動には移せていないな...」って方も多いと思います。実際に行動に移すためのプロセスを紹介しましょう。
まずは自分自身を知ること
学生の頃に就職活動でよく「自己分析をしろ」って指導された方も多いかと思います。この自己分析っていい就職先や自分の強みを活かす仕事に就くために行うものと思われていると思いますが、本質的には自己分析は他人に評価される上で重要なプロセスなのです。なぜなら社会の仕組み上、顧客や同僚、上司、友人、家族などあらゆる人間関係とは切ることはできず常に評価されて人間は生きているからです。個人事業主であっても、プログラマであっても。無人島で1人でサバイブしているとかであれば話は別ですけどね。
正当に評価してもらうためには自分自身の強みとなるストロングスポイントと評価してほしいポイントを明確に決めることはもちろんのこと、嫌いなことや苦手とすることなどはしっかり洗い出すことが大事です。人間はというより日本人はという括りになるかもしれないですが、学校で箱詰めに教育を受けてきた私たちは苦手や嫌いは克服するのが当たり前で育ってきているので、「頑張ります」で切り抜けて苦手なポイントや嫌いなポイントを誤魔化したり、無理してあえて苦手や嫌いと公言できない人もいたりするものですが、そこはキャリアを成功させるためには素直にいきましょう。
次にとにかく深掘り
ポイントを出したらそこからの深掘りは大事です。人と話すのが好きだから営業!接客!人材業!って言っていざ就職してみたら「思ってたものと違った...」ってなって挫折することも珍しくありません。コミュニケーションの中においても自分はこういう話し方だから相性がいい人悪い人はこういう人、この話題は得意でこの話題は苦手、対面より電話が好きor嫌い、などのように、これなら勝負ができるって自信を持てるまでひたすら深掘りをすることが大事です。自信が持てない間はとにかくコミュニケーションの場数を稼ぐ、「このタイプの人とは相性がいいかもしれない」という仮説を立てて検証するなどを繰り返して得意不得意を明確に言語化することで自信につながってくるのです。
あとは、環境探し
自分自身がどういう人間か言語化できるようになったら、あとはその現在の自分に最も適した環境を探すことです。求人媒体の文章一字一句をしっかり読んで仕事環境を想像する、実際にオフィスに行って雰囲気を感じる、その環境で働いている人と面接や面談で実際に話してみるなど、何か少しでも違和感を感じたならばそこは合わない環境である確率が圧倒的に高いです。意外と灯台下暗しで、今勤めているところが今の自分のキャリアにおける最適解かもしれないし、いつも一緒にいる友人や学生の頃の先輩後輩の職場だったりするかもしれないし、異業種転職になるかもしれないし、独立が選択肢に挙がる可能性もあります。「自分の仕事スタイルに共感してくれる人ってどういうところにいるんだろう」「このビジョンを謳っている会社なら可能性あるかな」など、いろいろ仮説を立てて検証しながらあらゆる可能性を模索するといつかどこかのタイミングでいい環境に巡り合う確率が上がります。ここで一つ大事なのは新卒であれば「最初に就職したその一社がピッタリはまることはほぼない」転職であれば「次の一社が確実にはまることはほぼない」って思っておいた方がいいです。なぜなら、その新しい職場環境に期待値を上げすぎて万が一違ったらギャップが大きい点と、現状の自己分析はあくまで現状であり変化する可能性がある点です。理想は確かに一発でフィーリングが合うところでキャリアが全うできるに越したことはないですが、あくまでも「お、確かにこの部分は自分の最適なキャリアに近づいてきている気がする」という認識をもっておいて、常に最適な環境に身を置ける準備を進めておくとよりよいキャリアになるでしょう。終身雇用は完全に崩壊しているので、最適なキャリアに進めるかどうかは自分次第という時代ですね。
発展編:社会情勢と立ち位置
2022年だとパンデミックの影響や、極端な円安、食糧危機、戦争、新しいパンデミックの猛威などさまざまな予測不可能な事態が起きています。今後はWeb3.0、トークンやメタバースなどあらゆる変革も予想されています。先ほどの自己分析と適した環境がどこかを見出すこともやりながら、現在の社会情勢の中での自分は今どんな立ち位置なのかや、どういう道に行けば生き残れるのかは、先ほどの3ステップに加えてマトリックスに考える必要も出てきます。自己分析と合う環境探しをしながら、常に自身を俯瞰して見るという癖づけも合わせて行うことでより精度の高い最適化されたキャリアを進めることにつながるでしょう。
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