中国人はどのようにして「旅マエ情報」をゲットする?SNS事情をチェック!
前回のインバウンドに関する記事で、中国人観光客の多くが、旅行前に各種SNSで日本の情報をチェックするという話を書かせていただきました。
インバウンド集客においてとっても重要な中国SNSの存在。
本日は、インバウンド特集記事の第2弾として、中国人の“旅マエ“の情報収集について紹介していきたいと思います。
いまや、8割以上の旅行客が出発前に事前にネットで情報を確認する※1と言われています。特に最近の傾向として、グルメ情報やお買い物情報などは、店舗や企業の公式サイトに比べ、よりリアルな使用感や実態がわかるとして、各種SNSにて実際に行った人や実際に商品を使った人の紹介・感想をチェックする人が増えています。
堂々の1位は抖音(ドウイン)
そして2位は最近勢いを伸ばしている小紅書(RED)!
旅行のお供として大活躍するSNSたち
以前に比べて、中国国内で購入が可能な商品も増えてきましたが、旅の楽しみとして、また現在の円安の影響もあり、せっかく日本に行くなら日本で買いたい!という中国人観光客がとっても多いのが事実です。情報発信の場として、無視できない存在となったSNS。それでは、1位の抖音(ドウイン)と2位の小紅書、それぞれどんな特徴があるのか、紹介をさせていただきます。
SNSマーケティングの常識を大きく変えた「抖音」
抖音は15〜30秒のショート動画が主な特徴であり、AIレコメンドシステムによって興味のある動画が次々に配信されることが中毒性を生んでいます。化粧品に興味がある人には化粧品に関する動画がたくさん、スポーツに興味がある人にはスポーツに関する動画がたくさん表示される、といった形です。また、誰でも簡単に出来る設計になっており、気軽な投稿を多くの人が楽しんでいます。フォロワー数がなくても動画が多く再生されることがあり、抖音の影響力は芸能人やインフルエンサーに限らず一般人の投稿にも大きく、フォロワーありきでないマーケティング手法の常識を変えています。
“EC機能のあるインスタグラム”のような存在!女性人気の高い超人気アプリ「小紅書」
小紅書は、使い心地がinstagramに似ているアプリです。また、EC機能が付随しています。月間アクティブユーザー数およそ1億9,000万人。※3
中国人女性で知らない人はいないと言われるほどの超有名アプリです。化粧品の口コミアプリとしてスタートし、現在の利用ユーザーの男女比は8割以上を女性が占めています。特に都市部に住む所得の高いユーザーが中心で、投稿内容は化粧品やファッションの情報はもちろん、旅行や観光情報、ダイエット情報、エクセルの使い方など、幅広い情報が投稿されています。このため、小紅書で関心事や知りたい内容を検索するユーザーが多いとされています。
他にも勢いのあるSNSはたくさんありますが、中国においてブランド認知や商品の知名度向上を狙っていくためには、非常に重要な存在です。
■訪日観光客ゲット集客のために重要なSNS活用!
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そしてどのアプリでも欠かせない存在であるのが、中国人インフルエンサーのKOLやKOC。次回の記事では、中国マーケティングプロモーションの重要な鍵であるKOCやKOLとは一体どういった存在なのか、触れていきたいと思います。