中国人観光客の消費傾向は?買ってもらうためには?動向をチェック!
中国の爆買いは戻ってくるのか!?
かつて、「爆買い」が日本全国で大きく話題になった中国人観光客。
コロナ禍の影響を受け、当時の活気は無くなってしまったものの、ゼロコロナ政策終了後の中国人観光客の消費傾向は一体どうなるのか、注目が集まっています。
中国人アンケートから予測するインバウンド需要
本日は、中国人観光客の消費傾向についてのアンケート結果から、訪日旅行で何を買いたいと思っているのか?何をしたいと思っているのか?を探っていきましょう
「旅行したい国」1位は日本!
今年3月、中国向けマーケティング支援を行なう「ENJOY JAPAN」が中国在住の中国人に行った「行きたい国」をアンケート※1によると、日本がシンガポールを大きく引き離し1位でした。依然として、強い人気を集める旅行先であることは変わっていないようです。
観光?グルメ?遊び?訪日中国人の過ごし方
また、「知るギャラリー」を運営するインテージの調査結果※2では、地方が都市部よりも人気が高まっている傾向があることがわかりました。訪日でやりたいことの上位は引き続きグルメ・観光・買い物ですが、スポーツやニッチな文化体験などの体験ベースのサービスも人気が上昇しているとのこと。
根強い人気を誇る日本のスキンケア用品、化粧品
気になる「買いたいもの」の1位は食品・飲料、2位に「スキンケア用品」
続く3位が「化粧品」という結果でした。購入にあたって参考にする収集源としては中国国内のショートムービーやショッピングサイト、小紅書(Redbook)が上位で、ブラウザベースの検索エンジンの影響力は低下していることがわかりました。
「爆買い」をすることを目的として訪日する中国人が多い時代が長く続いておりましたが、訪日目的については、20%の人が「遊びが中心で、買い物は重視していない」と回答していることがわかりました。購買意欲の低下には中国本土での商品入手可能性の向上や日本ブランドの発信力の低下が原因と考えられています。これらから読み取れることして、中国人観光客をターゲットとしていきたい企業にとっては今後
■対中国人向けのWEBプロモーションの強化
■旅行中の観光客の目に留まるプロモーション施策の強化
が重要となってくることがわかります。