寝顔美人
昨日入浴中に母が「目を開けて寝る人は4%しかいないんだって!うちは50%なのにね!」と言ってお風呂に入ってきた。
一緒にお風呂に入っているところは突っ込まないで欲しいのだが、
家族で母と私だけは目を開けて寝る。
そういう母に、「4%なんて、誇らしいね。」と答えた。
当たり前だが、何も誇らしくない。
ちなみにどのくらい目を開けて寝るのかというと、
母は半開ほどだが、私は概ね全開といったところだ。
目を開けて寝る人は、眼球に大してまぶたが短い。
別に目を開けて寝ることに対して
不思議に思ったことはなかったし、特別不便に思ったこともない。
母の学生時代もそうだったらしいが、寝顔を友だちに撮られるくらいだ。起きていると思って話しかけたら、寝ていたというのは友人からよく聞く話である。
4%と言われてみれば確かに、自分と母以外で目を開けている人はいない。
「人前で寝ちゃダメ。100年の恋も冷めるから。」
これを幼少期から何百回、何千回と母より忠告されてきた。
付き合ってきた男たち、どうですか?
もちろん期待通り、私はどこでも寝られるように育った。
電車なんて10分もあれば寝られるし、飛行機なんて離陸前から寝る。
(もちろん周りの人を驚かせてしまうので首はへし折って寝ているよ!)
パリの列車、LAのバスでも寝ていたため、
友人からは「1回スラれろ」と言われた。確かに。
留学中のコロンビア人のルームメイトには、
「あなたの目はホラーなの!???怖すぎる!!!!!!」
とオーバーなリアクション付きで言われたこともある。
そんな訳で私は、どこでも寝られるのと引き換えに、とんでもない寝顔が
授けられてしまった。アリエルの気持ちがよくわかる。