【ブックレビュー】星くずの殺人

あらすじ

地球史上初!3000万円の宇宙旅行がモニターとして開始。無重力かつ密室であるはずの宇宙ホテルで発見された首吊り遺体。死因は何か?一体何が起きたのか?
宇宙ホテルにいるのは従業員、パイロット、そして参加者の乗客たち。
この中に犯人はいるのか?
宇宙ホテルに留まるのが安全か?それともすぐに帰還するべきか?

緻密に練られた計画

読み進めていくうちに、「初めての宇宙で、こんなに考えてるの!?」と
思わせるほど細かな仕掛けがあった。
全てが理論的かつ、計画性を持った行動をする犯人。
どんなシュミレーションをして、ここに臨んだのか。
内容が深くになるにつれ、犯人の動機が気になってくる。

舞台が宇宙、全てが壮大である

参加者それぞれの抱える悩みも大きい。
単純に宇宙に行きたいだけでは出せない金額である3000万円。
その金額を出してでも宇宙へきたそれぞれの目的が壮大すぎた。

最後に

私はこれを読んで初めて宇宙葬というものを知った。
知るまでは最期は海へ還りたいと思っていた。
自然に還りたいのだと。
だが、これを読んで私の宇宙葬をしてほしい。
宇宙の一部となりたいと思いました。


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