私と家族とサバイバル

大学生になるまで気づかなかったのだが、私が育った家庭はスリリングで、サバイバルで、ドラマチックだ。まずはイカれたメンバー紹介から。

父親

家事全般が得意で人当たりがいい。私の同級生やその母親達にも好印象をもたれている。しかし反骨精神を好み、私を叱る時には「クズ」「ゴミ以下」など激しい言動が多い。私が中学生の頃には歯磨きをめんどくさがる私に「死ね死ね！」と言い放つ。私を叩いた時の決め台詞は「女でよかったな、男だったらボコボコにしてたぞ。」

母親

顔がきれいでほとんど化粧をしない。漫画と映画が好きでその趣味は完全に子供達に受け継がれている。耳が痛いと泣く幼稚園生の私を玄関に放置、その時見た天井は今も私の記憶に残っている。父親が私に死ねと言った際には「本気で言ったわけじゃないんだから」とかばってしまう。

妹たち

2歳下、3歳下の妹たち。知る限りでは両親から私より優しい扱いを受けている。5年くらい会っていない。

祖母（父方）

高校までは過保護気味な優しいおばあちゃんそのもの。私が大学生の頃に癌で倒れるが復活。現在80代だが都会のTHE女子、曽孫欲しい教過激派。最近の電話内容は「〜さんは曽孫が4人もいる」「30までに子供を産んで」「まだ仕事したいの？」「30代になってから嫁入りしたら相手の家族によく思われない」など。大学の前半2年は同居し、そこから大学へ通っていた。

祖父（父方）

私が中学生の頃に癌で亡くなる。私の親族の中では珍しく悪い思い出がない。癌で亡くなったが長年飲酒、喫煙をしていたので文句はない。

叔父（父方）

父親の兄。私が小さい頃は働いていたが倒産？のためニートに。5年以上(10年くらいだったかもしれない)後に祖父のつてで政治関係の職に就く。祖父が癌になった時には終末ケアを勧められても無理に保険適応外の薬を使わせ、その時の薬代で私の親を自己破産に追い込んでしまう。食事の際の取り皿が多いだけで同居している祖母に怒鳴るなどわがままな面が目立つ。

祖母（母方）

訛で何を言っているかわからないが小さい頃はよく電話をしていた。私が高校生の頃に叔父に物理DVを受けてうちに避難したりしていた。現在は叔母のもとで暮らしている、はず。

祖父（母方）

私が生まれる前に病気？で亡くなっている。母親の叔母によれば子供たちに暴力をふるっていたらしい。

叔父（母方）

母親の兄。私が生まれる頃に警察沙汰を起こし、のちに「下着泥棒みたいなこと（母の叔母談）」をして刑務所に入っていた。妻と娘2人がいたが刑務所から帰ってくるタイミングで離婚したようで家を出て行った。過去に祖母が曽祖母のお茶に殺虫剤を混入させている現場を目撃している（母の叔母談）。その後祖母を激しく殴るなどしているが本人は被害者意識が強く、度々トラブルを起こす。

叔母（母方）

母親の姉。教育ママで自信があるのか声が物凄く大きい。娘の進路を自分で決めてしまうタイプ。娘の学校の自慢はしてくるが、私たちに興味はない。年賀状にその年娘が取った賞を書くのも忘れない。現在は祖母と同居している、はず。

母親の叔父

私の母親の叔母の夫。私の大学が近かったため、後半2年はこの人の家に住んで学校に通っていた。大きな病院の事務局長、地域の自治会長などを務める。しかし小5の孫娘の前で「生理が始まったら嫌だ」、安産で子供3人を産んだ妻には「お前は豚みたいに子供を産む」など過激な発言が目立つ。

母親の叔母

看護師で私が一緒に住んでいた時には訪問看護の仕事をしていた。時々私に親戚関係のあれこれ（叔父が刑務所帰りであることなど）を暴露する。日頃から夫の言動にストレスを感じていたようで、愚痴を私に漏らしていた。一緒に住んでいた頃に体調不良で検査を受けたところ脳梗塞が発覚する。その際に付き添った夫は検査中に無断で帰宅しており、娘に限界を訴えていた。