見出し画像

専業主婦からMBA受験を決めるまで①

はじめまして!バルセロナに住んでいるさこです。実は今月末から、現地のビジネススクールに通うことになりました。このブログでは、MBAのリアルな様子や、ヨーロッパでの生活を通して感じたことをシェアしていきたいと思っています。よろしくお願いします!

20代で、夫婦二人暮らし。夫のキャリアアップのために、東京からスペインのバルセロナへ引っ越してきました!これまでは東京で会社員をしていた私ですが、引っ越しを機に仕事を辞めて、専業主婦として新しい生活がスタート。期待に胸を膨らませていたけれど、実際は専業主婦の孤立感や、将来のキャリアに対する不安に押しつぶされそうになる日々が続いていました。

社会の中での居場所…専業主婦の孤立感

夫がスペインに引っ越したのは去年の10月。私はその時、東京で仕事を続けていて、今年の4月にやっとこちらに移住しました。夫がベルギー人で、海外赴任ではないので「駐在妻」という立場でもなく、何とも言えない中途半端なポジション。スペインで出会った人に「なんでスペインに来たの?」とか「学生なの?働いてるの?」って聞かれるたびに、学生でもなく、仕事もしていない自分に直面してしまい、自己肯定感がどんどん下がっていく毎日でした。

会社を辞める決断と揺れる思い

会社を辞めてスペインに行くことについて、ものすごく悩みました。三年間働いて、ようやく会社の様子や自分のやりたいことが少しずつ見えてきた時期。そんな中途半端な状態で辞めてしまっていいの?と思う自分もいました。彼のキャリアアップを応援したい。でも、自分のキャリアも止めたくない。周りの人からも「辞めるのは勿体ない。もう少し日本にいればいいのに」と言われ、後ろ髪を引かれる思いでした。
それでも、元上司や尊敬する先輩社員の方に「ヨーロッパに住める機会もなかなかないよ。バルセロナで挑戦したいことが見つかるかもよ」と温かい言葉をかけてもらい、最終的には前向きな気持ちで退社しました。

バルセロナでの楽観的なプランが現実に…

気持ちを切り替えてからは、「バルセロナに引っ越したら家事をしながら語学学校に通って、アルバイトでもしてみようかな」なんて呑気に考えていました。スペインには3年ぐらいいる予定で来ました。仕事もないのにヨーロッパに行けるというのは贅沢な機会だと思います。彼も「今までやりたかったことに挑戦する良い機会だよ」と背中を押してくれました。でも、いざその環境に身を置いてみると…やりたいことって何だろう?そして、それって夫が稼いだお金を使ってまでやるべきことなんだろうか?という悩みに直面しました。

LinkedInが私を苦しめる

気づけば、毎日LinkedInを眺めては、元同僚や同級生がキャリアアップしている姿を見て落ち込む日々。「仕事してるの?学生なの?」とバルセロナで出会った人に聞かれるのが辛くて、自分がどんどん小さくなっていく気がして、自分のアイデンティティーも見失っていき、家にこもりがちになりました。朝、夫のお弁当を作って家事をこなしたら、あとはダラダラと過ごす毎日。「スペイン語の勉強だから」と自分に言い訳して、スペイン語のNetflixを見たり、家の中で一人で過ごす時間が多くなっていました。

将来への不安が募る

「これでいいのかな?」と不安が募る毎日。27歳専業主婦。3年後、日本に戻るかもしれないし、別の国に行くかもしれない。でも、その時は私は30歳。30歳から転職活動できるのかな?私を欲しがる会社なんてあるのかな?LinkedInで見かける仕事の募集要項は、私がアプライできるものがほとんどなくて、日本に帰りたい、バルセロナに来なければ良かったと、やる気も元気も無くなっていきました。

専門スキルへの自信のなさ

総合職で3年間働いてきたけど(BTQ研修→トレーニングチーム→CRM)、どれも1年しか経験していなくて、専門的なスキルがない。また、海外だと大学で何を学んだかも重視されるので、フランス文学科卒業の私が「CRMやトレーニングの仕事をしたいです!」と言っても、なかなか説得力がないんですよね。それに、自分でも「本当にこれを極めたいのかな?」と自信が持てなくて…。

と、こんな感じで2週間ほどウジウジと過ごしていましたが、専業主婦の生活は自分には合わないと気づき、「仕事ができないなら、学生になっちゃえ!」と、ついに学校に通う決意をしました。

次回は、なぜMBAを選んだのか、その理由について書こうと思います。ここまで読んでくださってありがとうございます!


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集