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海外MBAはトップ校に行かないと無意味なのか?

こんにちは、さこです!今回は、アドミにMBAについて聞いた話からスタートです。その話をきっかけに、気づいたらMBAに心が持ってかれていた私。後日、オンラインのMBA説明会に参加しました。

気になることは全部聞いてみる

オンライン説明会では、カリキュラムの詳しい紹介があり、在校生とも直接話せるセッションもありました。MBAの出願は、一般的な出願とは少し違い、ほとんどのプログラムでいくつかの「ラウンド」と呼ばれる出願締め切りが設けられています。私は4月中旬に説明会に参加したので「ラウンド4」に該当しました。ラウンド4は遅めの時期のためか、その日は参加者が10人ほどしかいませんでした。

参加者が少なかったので、質問をたくさんできたのが良かったです。人生で一番高い投資になるかもしれないし、悩む時間もないので、気になることは全部聞いちゃえ!という気持ちで挑みました。「他のバルセロナの有名MBAじゃなくてUPFにした理由はなんですか?」とか、直球すぎることも聞いてしまったのですが、在校生はとても真摯に答えてくれました。「学費が抑えられるのが大きな理由」と言っていた在校生もいてやっぱりそうか…と納得。

日本人卒業生がまだいないUPF

他にも、「UPFに行くデメリットはなんだと思いますか?」というかなり失礼な質問にも「あなたにとっては、日本人卒業生のコミュニティーがないことかもしれない」と丁寧に答えてくれました。UPFのMBAではまだ日本人の卒業生はいないそうです。バルセロナの名門IESEを見ると、日本語サイトや日本事務局もあって、日本人卒業生のネットワークが大きい様子が伝わります。UPFだと、その辺の「お金では買えない価値=日本人のネットワーク」は期待できないことがはっきり分かって、かえってスッキリしました。

IESEやESADEといった名門校は、素晴らしい学校であることに疑いはありません。ただ、我が家にとっては学費が現実的に厳しかったこともあり、選択肢から外しました。また、名門校を受験される方々は、通常1〜2年ほどかけてしっかり準備されているようです。私のように、最近MBA受験を決めたばかりの状況では、仮に学費の問題がなかったとしても、挑戦できる状態ではなかったと思います。

各学校の公式サイトを参照にして作成しました

こうやって並べると、UPFの学費がかなりお得に感じますが、それでも十分高額。学費にかんしては、「キャリアアップして収入が上がれば、学費の投資は十分元が取れる」という意見をよく耳にします。もちろん、そういうケースも多いとは思いますが、私たち夫婦にとってはなかなか大きな決断でした。

ESADE卒業生に背中を押してもらった日

その後、主人の同僚でイギリス人のESADE卒業生と、バルセロナで話す機会がありました。ESADEはハードルが高すぎて受験を考えていないと伝えたうえで、「UPFにもMBAがあるってご存じですか?」や「トップ校以外のMBAって意味がないんですかね?」など、ESADEとは関係ない質問にも親身に答えてくださいました。

卒業生は「確かにESADEのネットワークは強いけど、学校以外にも多くの人に出会うチャンスがあるし、MBAに在籍しているというだけで新たな縁も生まれる。ネットワークを広げるのもMBAの価値を高めるのも、自分次第でいくらでも広げられるよ」と話してくれました。

私が最後まで悩んでいたのは、「トップ校以外のMBAに行くのはお金の無駄なんじゃないか?」という点だったのですが、この話を通じて、学校名に関係なくMBAに行くことで得られる経験や、このタイミングで学ぶ意味、自分にとって経営学を学ぶ重要性について、改めて考え直すきっかけになりました。

MBA受験を決意!でも、タイムリミットは1週間

その後、主人とも話し合い、もし給付型の奨学金がもらえれば、結婚式や車の購入のために主人が貯めていたお金でギリギリMBAの学費が賄えることが分かりました。そうして、ついにMBA受験を決意!ただ、決めたものの、締め切りまであと1週間しかない!そこからは一気に準備モードに突入しました。

次回の記事からは、トップ校を目指す方には少し参考にならないかもしれませんが、私が実際に提出した書類やインタビュー内容など、MBA受験のリアルな経験をシェアしたいと思います!

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